新*今日の漢字* 「香」
先日、オンシジウムの花芽を見つけました。
今年の春は植え替えをしなかったので・・・
今日は朝一番に鉢を整えて(ほとんど植え替え状態)花芽のある物は家の中へ・・・
残りのものは庭の日影へ置きました。
では・・・
新*今日の漢字*
「香」 音読み コウ 訓読み か かお(り る)
画数 9画 部首 香(か かおり)
会意 もとの字は黍(しょ)と曰(えつ)とを組み合わせた形。
黍は穀物のきび。
曰は口(さい(神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形))の中に祝詞が
入っている形。
黍をすすめ、祝詞を奏して神に祈るの意味の字だったようです。
古い書物の[書経(しょきょう)]に、黍稷(しょしょく(もちきび、うるちきび))などの
芳(かんば)しい香りは神の心を動かすとあるそうです。
それで神を祭るときには鬯酒(ちょうしゅ(香りをつけた酒))を供えたり、今の日本人に
は想像しがたいですが犬を焼いてその臭いを天に昇らせたりしたそうです。
ということで、香は黍の芳しい香りをすすめて神に祈る字となり、「かおり、か、かおる、
におい、よいにおい、かんばしい」の意味となる。
また、香りを嗜(たしな)むことは高雅な嗜みとされたので、高雅なものをたとえて香魂
(美人の霊魂)・香夢(美しい花などの夢)のようにいうそうです。
もとは香の字の中に深い意味があったのですね。
参考資料(白川静 常用字解 平凡社)
さて今日の一枚は・・・
ピンボケですが・・・
見つけたオンシジウムの花芽です。
今年も咲いてくれてありがとう!
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