新＊今日の漢字＊　「粛」

雨が降り始めました。

子どもたちも学校へ行って、静かな午前中です。

では・・・

新＊今日の漢字＊

「粛」　音読み　　シュク　　　　訓読み　　ーーー

　　　　画数　　　11画　　　　部首　　聿（ふでづくり）

会意　もとの字は肅に作り、聿（いつ）と規のもとの形（後ほど写真で）とを組み合わせた形。

聿は筆です。

規はぶんまわし（円をえがく用具。コンパス）で、もと象形的にえがかれ、それがのち　

えん（淵の氵無し）の形となったそうです。

コンパスによって輪郭をえがき、筆で仕上げて文様を加えることを肅（粛）というそうです。

方形の盾（たて（周））に模様をえがくことを畫（画）といいます。

また、細密な文様を縫い取りした織物を繍（しゅう（ぬいとり））といいます。

ものに文様を加えておごそかに飾ることが、そのものを聖化する方法と考えられていたようで

「つつしむ、うやまう」の意味となるそうです。

参考資料（白川静　常用字解　平凡社）

さて今日の一枚は・・・

お約束の「規のもとの形」の写真です。

絵なのか字なのか・・・

これを文字の方向へ持って行くと・・・

「淵の氵無し」の形になっていくのかな・・・

大変な作業だったでしょうね。