新*今日の漢字* 「空」
昨日の曇り空とは打って変わって・・・
朝から抜けるような青空が広がっています。
という事で・・・
新*今日の漢字*
「空」 音読み クウ 訓読み そら あ(く ける) から
形声 音符(音を表す部分)は工(こう)
「工」は虹(にじ)のようにゆるく弓形に曲がっている
形のものを示すことがあり、穴の上部がそのように曲がっているものを
空という。
「空」はもと穴の意味であった。
穴は中に何もないので、空は「あく、あける、から、むなしい」の
意味となる。
ドーム形の穴を大きく拡大してその曲がった上部を天空(そら。大空)とみて
「空」を「そら」の意味に使うようになった。
(白川静 常用字解 平凡社)一部加筆省略しました。
現在の私たちは「空」は「そら」から始まった漢字かな?と思いますが、
古い字をたどっていくと、思いも寄らない意味にたどりつくんですね。
なお「常用字解」において、空の字は甲骨文字や金文の表示はなく篆文(篆書の字)になっています。
さて、今日の一枚は・・・
日差しに輝くタンポポです。
ちなみに、漢字で書くと「蒲公英」です。
さらに付け加えるならば、「在来タンポポ」といってもともと日本に自生しているタンポポです。
道路等でよく見るタンポポの多くは西洋タンポポでその見分け方は・・・
花の下の部分のガクのような「総苞片」というところが反り返っているのが西洋タンポポで
この写真の右端のタンポポを見て頂くと分かりますが、ガクの部分がすべて上を向いています。
お近くで咲いているタンポポはどちらでしょうか?
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