新*今日の漢字*「踏」
昨日の雨はすっかり上がり日差しが出てきました。
では・・・
新*今日の漢字*
「踏」 音読み トウ 訓読み ふ(む まえる)
画数 15画 部首 足
形声 音符は沓(とう)です。
沓は水と曰(えつ)とを組み合わせた形です。
曰は口(さい(神への祈りの文である祝詞(のりと)を入れる器の形))の中に祝詞のある
形です。
沓はこれに水をかけて、口(さい)を汚(けが)して祈りの効力をなくす瑠という意味だそうです。
[説文解字(せつもんかいじ)]二下では とう(搨の扌→足へん)に作り、音符は とう
(上下に曰+羽)です。
とう(曰+羽)は習を逆さまにした形で、習は口(さい)を羽で摺(す)って祈りの効果を
刺激する行為なので、習を逆さまにして祈りの効力をなくするという意味となる、と解説されて
います。
踏・とう(搨の扌→足へん)とはそのような意味をもって足で踏み穢(けが)すこと、踏み
つけることをいいます。
踏は「ふむ」という意味に用いますが、踏むことは中国の古い時代では地霊を鎮めるための
まじないの行為だったそうで、中国には足で踏む種々の民俗があったそうです。
参考資料(白川静 常用字解 平凡社)
さて今日の一枚は・・・
近所の公園のフェンスにこのトゲトゲのボールのようなものがありました。
これはセンダン草の種の塊りです。
この種は いわゆる「ひっつきむし」と言われる種です。
トゲトゲボールのトゲトゲの一つ一つが種です。
その種の外側に二またに分かれた部分があり、動物や洋服にくっ付いて別の場所に移動します。
「ひっつきむし」に気が付いて取って落とした所で発芽する作戦ですね。
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