新*今日の漢字* 「湯」

副会長としての初めての仕事である回覧物等の配布が終了し、ホッとした朝を迎えました。

では・・・

新*今日の漢字*

「湯」 音読み  とう    訓読み  ゆ

    画数   12画   部首  さんずい

では常用字解で調べてみましょう。

  形声 音符は昜(よう)。

     昜にとう(王+易(玉(ぎょく)の名))・暢(ちょう(のびる))の音がある。

     昜は台上に玉(ぎょく(日))をおき、その玉光が下方に放射する形。

     玉光を太陽にたとえ、太陽によって温められた水を湯といい、「ゆ」の意味となる。

     わが国の古代には、事の是非・正邪を判定するために、神に誓って熱湯に手を入れさせる

     盟神探湯(くかたち)が行われた。

     罪のあるものはやけどをするが、正しい者はやけどをしないと信じられていた。

     中国でも鼎(かなえ(煮炊き用の青銅器))を使って同様のことが行われた。

     漢字の熟語を音訓混ぜて、その上を訓で、下の字を音で読むことを湯桶(ゆとう)読み 

     という。

     手本(てほん)・身分・野宿(のじゅく)など。

     団子(だんご)・王手のように、上に字を音、下の字を訓でよむことを団子・王手(おう

     て)のように、上の字を音で、下の字を訓でよむことを重箱読みよいう。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  形声 声符は昜(よう)。

     昜にとう(王+昜)・暢(ちょう)の声がある。

     昜は台の上に玉をおき、その玉光が下方に放射する形で、玉の光を示す。

     [説文]十一上 に湯を「熱き水なり」とし、熱湯をいう。

     [論語、季氏(きし)]に「不善をみること探湯(たんとう)の如し」とあり、盟神探湯

     (くかたち)の法が中国の古代にもあった。

     おそらく鼑(てい)がその方法を示す字であろう。

     鼑は貞の初文・

     貞問と貞正の意をもつ字である。

     また湯で罪人を煮殺す刑を鼎鑊(ていかく)・湯鑊という。

     鑊は大鼎の意。

     普通の祭器の鼎では、‥後略。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より 

「湯」は「太陽によって温められた水」を言ったようですね。

そして古い時代の日本にあった盟神探湯(くかたち)の法が中国の古代にもあったようですね。


さて今日の一枚は・・・

春先に咲いた梅も実をふくらましていました。

  


ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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