新*今日の漢字* 「束」
昨日は孫たちの通う幼稚園の母体であるお寺さんでお会式がありました。
万灯(まんどう)と言われる、小さな五重塔のような形をしたものに花飾りを付けたものが
他所のお寺さんからも来てにぎやかに行われました。
とはいえ・・・
私は親戚の花屋が出店しているので、お花を買いに・・・
ついでに隣で里山につながる「飛森谷戸「(とんもりやと)」を守る会の方たちのお店で、
毎年、大根と手作りみそを買って帰ります。
新鮮な大根の葉も一緒にいただけるので、細切りにした大根とニンジンを入れて、お漬物に
しました。
長くなりました、では・・・
新*今日の漢字*
「束」 音読み ソク 訓読み たば
画数 7画 部首 木
では常用字解で調べてみましょう。
象形 雑木をたばねてくくる形。「たばねる、つかねる、たばねたたば、たば」の意味
に用いる。
結んで束(たば)ねるので結束(物を紐などでしばること。また志を同じくする
者が互いに団結すること)という。
束薪(そくしん(しばのたば))は神に捧げ、これを谷川に流して占いをする
習俗が中国の古代にあった。
古い裁判では、原告・被告が神に宣誓するときに、束矢(そくし(たばねた
矢))を提出する定めであった。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。」
象形 薪(たきぎ)などをたばねる形。
[説文]六下 に「縛るなり。口・木に從ふ」とするが、いわゆる束薪の形。
金文に「帛束(はくそく)」「̪絲束」「矢五束」のような語があり、一定数を
一束とする表示である。
また束髪・束帯、礼物のときには束脩(そくしゅう)という。
脩はほし肉、いまの「のし」にあたる。
結束・緊束のようにも用い、また身を慎むことを謹束という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「束」は「雑木をたばねてしばる形」だったのですね。
今では束ねて縛る意味だけですが、古い時代の中国ではほかにも何か意味があったのでしょ
うか、大切な場面で何かの束が使われていたようですね。
さて今日の一枚は・・・
昨日予告した菊にしようかと思いましたが、タイムリーなのでご存知かもしれませんが、
万灯にしてみました。
手前の子どもが持っている太鼓をたたいたり、鉦(かね)をたたいたり、そのリズムに
合わせて纏(まと)いを振り回したりします。
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