新*今日の漢字* 「額」
今日は外孫を預かっていました。
車で送ろうと思ったら・・・
母親である娘の手を引っ張って、バス通りの方へ歩き始めました。
「バスで帰るの?」の娘の問いに「はい!」と手を挙げて答えました。
ということで、バスで帰っていきました。
では・・・
新*今日の漢字*
「額」 音読み ガク 訓読み ひたい
画数 18画 部首 頁
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は客(かく)。
もとの字は がく(各+頁)に作り、音符は各(かく)。
[説文(せつもん)]九上 に「がく(各+頁)は顙(ひたい)なり」とあり、
「ひたい」をいう。
[書経(しょきょう)、益稷(えきしょく)]に「晝夜(ちうや)と罔(な)く
がく(各+頁)がく(各+頁)たり」とあって、がく(各+頁)がく(各+頁)
とはせっせと悪事を続けるという意味である。
うなずきながら動きまわるというほどの意味であろう。
ひたいは顔面のもっとも目立つところであるから、建物の正面のもっと目立つと
ころに掲げるものを額という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は客(かく)。
字はまた がく(各+頁)に作り、各声。
[説文]九上 に「がく(各+頁)は顙(ひたい)なり」とし、[方言、十]に中夏で
は がく(各+頁)、東斉(とうせい)では顙(そう)というとする。
がく(各+頁)は[書、益稷(えきしょく)]に「晝夜(ちうや)と罔(な)くがく
(各+頁)がく(各+頁)たり」と悪事に精出す意に用い、額と用義例が異な
る。
額黄(がくこう)は六朝期の夫人がひたいに黄粉を山形に塗る化粧法。
点額(てんがく)は頭うち、試験に失敗する意に用いる。
建物の正面に掲げる題額(だいがく)を額という。
題も額もともにひたいをいう語である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「額」はもと「がく(各+頁)」と書いていたようですが、用義例が異なるようですね。
それはさておき、「額」は「ひたい」の意味なのですね。
ちょっと気なりまして、「題」も軽く調べてみました。
頁(けつ)は頭に儀礼用の帽子をつけて拝んでいる人の姿。
是は匙(さじ)の形で、上部のものをすくう杓(しゃく)の部分が人でいえば額の部分
にあたる。
[説文]九上 に「額(ひたい)なり」とあり「ひたい」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
なるほど・・・
さて今日の一枚は・・・
種まきの時期が遅れたホウレン草がこのところの暖かさでやっと大きくなってきました。
食べるにはもう少し大きくなってもらわないと・・・と思っています。
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