新*今日の漢字* 「態」
穏やかな午前中です。
これを書いたら、最寄り駅まで行ってこようかな~?と思っています。
では・・・
新*今日の漢字*
「態」 音読み タイ 訓読み ---
画数 14画 部首 心
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は能(たい)。
能は古くは耐(たい)と同音であった。
[荀子(じゅんし)、成相(せいそう)]に「人の態には備ふるを知らず」とあっ
て、態には擬態(似せること。まね)、態(わざ)と装うの意味がある。
そのように外に示す意識したやり方を、態勢(いつでも何かをすることができる
身構えや状態)・態度(感じたり、考えたりしたことが、表情や動作にあらわれ
たもの。表情・身ぶりなど。また心がまえや身がまえ)という。
姿態(人のすがた)・容態(ようだい(人のすがたかたち。また、からだの状
態))・状態(ありさま、ようす)・実態(実際のありさま)のように、「すが
た、かたち、ようす、しぐさ」の意味に用いる。
国語では「わざと」とよみ、態(わざ)とらしいのようにいう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は能(たい)。
能は耐・態と同声。
[説文]十下 に「意なり」とし、能と心の会意字とするが、能の繁文とみてよい字
である。
[楚辞(そじ)、離騒(りそう)]に「修能(しうたい)」の語があり、佩(はい)
と韻し、能は態の意。
[荀子(じゅんし)成相(せいそう)]「人の態には、備ふるを知らず」の態は詐態
をいう。
態度・態勢のようにいうが、態詐(巧みに欺く)という語があるようにあまり
よい意味でなかったらしい。
わが国で「わざと」「ことさらに」と訓するのが、字の古義をえているようで
ある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「態」は擬態、態と装うの意味があるのですね。
態勢、態度、姿態、容態、状態、実態などのように「すがた、かたち、ようす、しぐさ」の
意味に用いられるのですね。
また、態詐(巧みに欺く)という語があるように、あまりよい意味ではなかったらしく、
日本で「わざと」「ことさらに」とよむのが字の古い意味を残しているようですね。
さて今日の一枚は・・・
世の中の怖いものはただ一人「上の孫」の末っ子猫のいちごです。
午前中は学校へ行っているので、怖いものはありません。
この日は外孫もいましたが、慣れたらしく・・・
猫とは思えぬ開けっ広げな態度でお昼寝中です。
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