新*今日の漢字* 「延」
昨日、夕立があったり、今日も先ほど雨が降りました。
いわゆる不安定な天気というものでしょうか。
では・・・
新*今日の漢字*
「延」 音読み エン 訓読み の(びる べる ばす)
画数 8画 部首 廴(えんにょう)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 (延の廴無し)と廴(いん)とを組み合わせた形。
(延の廴無し)は乏ともと同じ形で、死者が手足を折り曲げている形。
廴は細長い道。
死者を埋葬した玄室(棺をおく室)につづく長い地下の道を延道(羨道(えんど
うともいう))という。
古代中国の王の玄室は地下深い所に作られたのである。
ゆるやかに地下の玄室にまで伸びる道であるので、延は「のびる、のばす、つら
なる」の意味となる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 廴(いん)と(延の廴無し)とに従う。
[説文]二下 に「長行なり」と訓し、丿(えい)声とするが、字は乏に従う字で、
乏は死者が手足を有り曲げている形。
泛(はん)とは水死者をいう。
廴は廷・建にから知られるように、儀礼の場所をいう。
古い字形や用義例はないが、[爾雅(じが)、釈詁(しゃくこ)]に「閒なり」と
あって、墓道をいう。
字は延道、すなわち羨道(えんどう)を意味し、羨は延の仮借字(かしゃじ)。
墓中の隧をまた延道という。
それよりして延引・延長・延及の意となるが、もと墓室への道をいうものであっ
た。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「延」に含まれる「(延の廴無し)」は「死者が手足を折り曲げている形」だったのです
ね。
廴は儀礼の場所。
ということで、「死者を埋葬した玄室につづく長い地下の道」を「延道」というのですね。
今は「延引・延長・延及」の意味に使われていますが、もともとは墓室への道をいうもの
だったのですね。
さて今日の一枚は・・・
お年頃のせいでしょうか・・・
スマホが反応しないことがあります。
ということで・・・
最寄り駅まで行ったときに100均でタッチペンなるものを購入してきました。
でもちょっと買い過ぎでしょうか?
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