新*今日の漢字* 「机」
心地よい気温の午前中となりました。
孫たちは学校が始まり、出かけていきました。
では・・・
新*今日の漢字*
「机」 音読み キ 訓読み つくえ
画数 6画 部首 木
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は几(き)。
几は机のもとの字で、象形の字。
両端に脚のある台の形で、もとは腰かけであった。
また「ひじかけ」をいい、凭(ひょう(もたれる))はひじかけに身を
よ(イ+奇)せることをいう。
また読み書きするときの「つくえ」をいう。
考えながら読み書きをするので机案(つくえ)といい、案も机で、考えるという
意味がある。
手紙の脇付(わきづけ(手紙のあて名に書き添えて敬意を表す語))として、
机下などが使われる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は几(き)。
几は机の初文で、両端に脚のある台の形。
[説文]十四上 に「几は踞几(きょき)なり」とあり、坐几(ざき)をいう。
[詩、大雅、行葦(こうい)]に「或いは之(これ)が几を授く」とあり、老者に
対しては特に坐几をすすめた。
[荘子、斉物論(せいぶつろん)]に「南郭子綦(なんくわくしき)机に隱(よ)り
て坐す」とある机は几の繁文でひじかけ。
祭祀(さいし)や儀礼のときには、几筵(きえん)を多く設けるので、[周礼、
春官、司几筵(しきえん)]の職は五几五席の名物を掌(つかさど)る。
文書を扱う机を几案といい、棚を閣という。
[漢書(かんじょ)、刑法志]に「文書、几閣(きかく)に盈(み)ち、典(つかさ
ど)る者も徧(あまね)く睹(み)ること能はず、」、とあり、文書の氾濫(は
んらん)はすでに漢代よりのことである。
机を[説文]六上 に「木なり」とし、楡(にれ)に似た木名とするが、古くから几
の意に用いられている。
書状の脇付には、机下・清几のようにいう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「机」のもとの字は「几」だったようですね。
また「几」は「両端に脚のある台の形で、もとは腰かけ」や「ひじかけ」そして「読み書き
するときのつくえ」だったようですね。
[説文]では木の名前としているようですが、古くから「几」の意味で使われているのですね。
さて今日の一枚は・・・
先日つぼみだった、道路そばのランタナが咲きました。
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