新*今日の漢字* 「菊」
先ほど孫と遊んでいたら・・・
先日、心地よい目覚めをさせてくれた、鳥の声がしました。
梅の木やブルーベリーの木の所に来たので・・・
正体が分かりました。
中国原産の「ガビチョウ」でした。
良い声なわけです。
では・・・
新*今日の漢字*
「菊」 音読み キク 訓読み ---
画数 11画 部首 艹
形声 音符は匊(きく)。
[説文解字]一下 に菊は「大菊なり」としているそうですが、当時の大菊は「なでしこ、かわ
らなでしこ」の類で、秋に咲く菊のことではなかったそうです。
では秋の菊のもとの字はというと、蘜(きく)と書いたそうです。
陰歴九月九日を五節句の一の重陽(ちょうよう)、菊の節句としています。
菊は仙人の住む世界である仙郷に咲く花として尊ばれたそうで、日本には奈良時代に中国
から渡来したようです。
古くは退位した天皇の住む所の仙洞御所(せんとうごしょ)の象徴とされていたそうで、
のちお馴染みの皇室の紋章となったそうです。
「きく」は読んでですぐに意味がわかるので、訓読みと思っていたのですが、中国で読まれ
ていた「キク」という音がそのまま日本語になったそうで、訓読みではなく音読みだそうです。
参考資料(白川静 常用字解 平凡社)
さて今日の一枚は・・・
以前撮った写真ですが・・・ガビチョウです。
よく写っていませんが、目の周りにエジプトの壁画のような白っぽい縁取りがある、
鳥です。
今でも中国ではきれいな声で鳴く鳥として飼っている人もいるようです。
日本では声は良かったのですが、お姿がちょっと残念だったようですが、カゴ脱けをして
野生化したようです。
漢字では「画眉鳥」と書き、特定外来種で、侵略的外来種ワースト100に入っているそうです。
きれいなお姿は「ガビチョウ」で検索していただくとみることができると思います。
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