新*今日の漢字* 「甲」
曇り空が続いています。
では・・・
新*今日の漢字*
「甲」 音読み コウ カン 訓読み ーーー
画数 5画 部首 田
象形 亀の甲の形。
亀のお腹側の甲羅には縦横に交わる縫線(ほうせん)というものがあるそうで、甲の最も
古い字形は縫線の交わる十の形だったそうです。
のちに亀の甲羅の上半分の輪郭を加えて甲の字となったそうです。
亀が堅い甲羅をつけているように、鎧や兜で武装することも甲というそうです。
ということで、甲は「よろい、かぶと」の意味となるそうです。
また、甲は十干の一番目なので「きのえ、第一、首位」の意味にもなります。
参考資料(白川静 常用字解 平凡社)
ちなみに、十干は五行思想の「木火土金水(もっかどごんすい)」を「あに、おとうと」に
分けているそうです。
また、兄は「中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)」のように「え」と読みますね。
弟は「と」と読むそうです。
ということで、一番最初の「木のあに(兄)」は「きのえ」で「甲」と書き、「木のおと
うと(弟)」は「きのと」で「乙」と書き、「火の兄」は、「ひのえ」で「丙」と書き、
「火の弟」は「ひのと」で「丁」と書きます。
あら?古い時代の通信簿の評価の「甲乙丙丁(こうおつへいてい)」の字となりましたね。
「一番、二番、三番、四番」ということなのでしょうか?
余談ですが・・・
今の私たちは亀の甲羅といったら・・・六角形、というイメージですが・・・
甲骨文字に使われた亀の甲羅はお腹側のものだったようです。
甲の字のでき方を考えると、古い時代の中国の人の亀の甲羅のイメージは占いのときに
使っているお腹側だったということでしょうか?
さて今日の一枚は・・・
新しい写真がなかったので・・・10月5日の5時44分のもやっと朝空です。
日の出が遅くなったり、曇り続きで、よい朝空ばとれなくなりました。
残念です。
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