六書(りくしょ)
西暦100年に後漢の許慎(きょしん)によって作られた「説文解字(せつもんかいじ)」
は現存最古の字形によって分類・配列した辞書です。
9300余りの漢字について字形を分析して原義を解き明かし、540の部首を立てて、すべての文字を
分類整理したものです。
許慎の漢字の原義研究の方法として、採用したのが「六書(りくしょ)」です。
簡単に説明すると・・・
1.象形 具体的な物の形に象る 日・月・木・耳など
2.指事 抽象概念を図式化して表わす。 上・下・本・末など
3.会意 二つ以上の意符との組み合わせ 江・河など
4.形声 意符と声符との組み合わせ 信・武・林・炎など
5.転注 諸説あり、定説はない。(詳しくは後ほど) 許慎は考・老
6.仮借(かしゃ) 意味とは無関係に同音の字を借りて表記する用法 令・長など
では、それぞれを独立させてもう少し詳しく書いていきます。
0コメント