新*今日の漢字* 「虫」
今日は曇り空なので、気温もあまり上がらず過ごしやすい日となりました。
午前中は誰もいなかったので、大好きな曲をかけながら体を動かして良い汗をかきました。
では・・・
新*今日の漢字*
「虫」 音読み チュウ 訓読み むし
画数 6画 部首 虫
では常用字解で調べてみましょう。
会意 元の字は蟲に作り、虫(き)が三つ集まっている形。
蟲の常用漢字として用いる虫(ちゅう)はもと蟲とは別の字で、虫(き)とよむ。
虫(き)は蛇など爬虫類の形、また、蝮(まむし)をいう。
こん(虫が2個横並び)は[説文]十三下 に「蟲(ちゅう)の總名(そうめい)なり」と
あり、蟲(虫)は昆虫のように密集する小さな「むし」をいう。
虫(き)は蛇など爬虫類の形で蛇の形は巳(し(やむ))となるときもあり、
自然神を祭ることを祀(し(まつる、まつり))という。
頭の大きな蛇の形は它(た(へび、ほか))で蛇のもとの字である。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 旧字は蟲に作り、三虫(き)に従う。
[説文]十三下 に「足ある物、之(これ)を蟲と謂(い)ふ。足無きもの、
これを豸(ち)と謂ふ。三虫(き)に従ふ。」という。
足の有無が逆で、[荘子、在宥(ざいゆう)]「災(わざわい)草木に及び
禍「(わざわい)止蟲(ちちゅう)に及ぶ」の止は豸。
蛇などの虫(き)には足が無い。蟲は昆虫の総称、または羽毛鱗介(うもうりんかい)
の総称として用いる。
篆文の字形のなかに鳥虫の態を加えたものを鳥虫書という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
もともと虫という字は「き」と読み蛇などの爬虫類の形だったのですね。
確かに甲骨文字を見ると昆虫よりも蛇に近い形をしています。
興味にある方は「白川フォント」と検索して探してみてくださいね。
漢字も長い年月にいろいろ変遷して、古代とは違う意味になってしまったものもたくさんあります。
また、中国と日本では同じ漢字でも意味が違っていたりします。
それが面白くもあり、難しくもあるのかもしれませんね。
その難しさに溺れてしまいそうで必死にもがいている私がいます。
では今日の一枚は・・・
100均で購入した多肉植物ですが・・・
窓辺に置いてあるのですが、新たに増えた部分が日差しを求めてニョロニョロしています。
右側のうちわサボテンのよう物は特に違う種類のようですね。
買って来た時に描いた将来の姿とはちょっと違ってしまいました。
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