新*今日の漢字* 「天」
今日は小学2年生の孫は遠足でズーラシアへ
幼稚園の年中の孫はジャガイモ掘りへ
そして、6ヶ月の外孫は我が家へ・・・
みんな忙しい1日でした。
では・・・
新*今日の漢字*
「天」 音読み テン 訓読み あま あめ
画数 4画 部首 大
では常用字解で調べてみましょう。
象形 人の頭の形。手足を広げた人を正面から見た形の「大」の上に
大きな頭をつけた形である。
・人の体の一番上にある頭を意味する天を借りて、「そら」を天というようになった。
・天は神のいるところと考えられ、天を神聖であるとする考えは殷代にすでにあり、
甲骨文では殷(自らを商と称した)はその都を「天邑商(てんいふしゃう)」
(商の神聖な都という意味であろう)と称している。
・地のもとの字は墜(ち)で天にいる神が陟(のぼ)り降りするときに使う神の梯子を
使って降り立つところの意味である。
・紀元前1088年ころの殷王朝から周王朝への交代は、天命(天の命)によるものである
という天命の思想は、周王朝になってからうまれた。
・すべてのことは天命によって決まると考えられるようになり、人の力の及ばぬことを
すべて天というようになり、天は「自然、生まれつき」の意味にも用いられる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 人の頭の形。「大」は人の正面形。その上に大きな頭を加えた形で、
人の巓頂(てんちょう)を示す。
・[説文]一上 に「顚(てん)なり」と訓し「至高にして上無し、
一・大に從(したが)ふ」とその字形を解するが、一は頭頂の形である。
・顚(てん)は顚倒(てんとう)の字であるから、巓(てん)というべく、
更に天空の意となる。
・天・地にはもともとその字なく、天は人の頭によって天空の意とした。
・地の初文は墜(ち)にして、神梯によって、神の降り立つところをいう。
・[易(えき)、暌卦(けいか)、六十三]に「其の人天せられ、且(か)つ
劓(はなき)らる」の天は動詞に用い、髪を切る刑の意。
・[山海経(せんがいきょう)、海外西経]にみえる形天の神は、無首の神像で、
首を切る鑿天(さくてん)の刑を受けた神である。
・天には神がいると考えられ、天は神聖であるという考えは殷代にすでにあった。
・卜辞に殷の都を「天邑商(てんいふしゃう)」といい、[書、多方(たほう)]にも
その名がみえる。
・商(殷の正式の国号)の神聖な都という意であろう。
・周初には祭天の祭儀が行われており、・・・
中略
・[書、周書]の[五(こく)]の諸篇には店名は民意を媒介として表現されると
しており、殷周革命の体験によって、周代においては、古代の宗教的な観念が
新しく政治思想として組織されたものであろう。
・[書]における天はおおむね民という語と対応する関係において用いられている。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)一部省略しました。
では今日の一枚は・・・
主人が孫のために植えた、ミニトマトです。
食べられるまでにはもう少し時間がかかりそうですね。
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