新*今日の漢字* 「百」
今日は朝から日差しが強く、暑くなりそうな予感がします。
では・・・
新*今日の漢字*
「百」 音読み ヒャク 訓読み --
画数 6画 部首 百
では常用字解で調べてみましょう。
指事 白の上に一横線を加えた形。
白の上に一本の線を加えて数の「ひゃく(もも)」を示す。
白は「されこうべ」の形であるから数に関係のない字であるが、
白(はく)の音をとるものであろう。
百の字形に限って白の中に鼻の穴の形を表すらしい△形が加えられている。
数の百は成数であるから、「全体、すべて」や「多数、もろもろ」の意味に
用いることが多い。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
指事 声符である白の上に、一横線を加えて白と区別し、数の百を示す字とする。
卜文では白の上に二を加えて二百、三を加えて三百とする。
[説文]四上 に「十の十なり。一・白に従ふ。数、十十を一百と為す。百は白なり。
十百を一貫と為す。貫は章」(段注本)というが、むりに説をなしている
ところがあって文義をとりがたい。
白の形は髑髏の形である白と異なって、中に△形を加えており、あるいは髑髏の鼻の
竅(あな)を示したものかと思われる。
百の字形以外に白の義の字に△を加えている例はない。
数の百は成数を示すものであるから、全体を総称していうことが多く、
百花・百官・百般・百事・百子・百代・百薬・百慮のように用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
謎の△によって白と百の区別をしていたのでしょうか。
ちなみに「もも、もろもろ」や「月日は百代(はくたい)の・・」の「はく」は
常用漢字表外の読み方だそうです。
では今日の一枚は・・・
春に買ったバラに二度目の花が咲きました。
切り戻しをする前から芽ができていた部分から咲きました。
他の枝はまだあまり元気がありません。
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