新*今日の漢字* 「外」
今日は娘が仕事だったので、外孫を預かりました。
今日も暑い日でしたので和室にクーラーをつけていたのですが、
これは大人の都合ですね、孫は続いているリビングのテレビの前で
この前のように遊びたいらしく、そちらの方へ進んで行き、
テレビの前でしばらく遊んでいました。
では・・・
新*今日の漢字*
「外」 音読み ガイ ゲ 訓読み そと ほか はず(す れる)
画数 5画 部首 夕(た ゆうべ)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 夕と卜(ぼく)とを組み合わせた形。夕は肉の形で、卜は占い。
亀のことを外骨といい、龞(べつ(すっぽん))のことを内骨という。
亀の肉を外(はず)してその腹甲(腹の甲羅)をとり、これを占うときに使った。
肉はまた月の形にかき、「ころす、けずる」という意味がある。
殷王の名前で外丙(がいへい)・外壬(がいじん)と伝えられているものは、
甲骨文では卜丙(がいへい)・卜壬(がいじん)とかかれている。
外は亀の甲羅を使う占いに用いる語であったが、のち内外の「そと」の意味に用いる。
そとの意味から、「そとがわ、おもて、ほか、よそ、はずす」などの意味にも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 夕と卜(ぼく)に従う。
[説文]七上 に「遠きなり、卜は平旦(へいたん(朝あけ))を尚(たっと)ぶ。
今、夕にしてことを卜するは外なり」、すなわち卜事の定時をはずしているものとする。
卜辞にみえる殷王の名に卜丙(がいへい)・卜壬(ぼくじん)としるすものがあり、
それは[史記、殷紀]にいう外丙・外王にあたる。
これをもっていえば、外が卜法に関する字であることは明らかである。
金文では[蔡既(さいき)]に「外内」の語があり、字は月と卜とに従う。
その月は日月・日夕の字でなく、卜辞に「其れ父丁(ふてい)に
三らう(犠牲の羊)月(ころ)さんか」のように犠牲を供する法があり、
月とは肉を削りとることをいう。
[周礼(しゅうらい)、考工記、梓人(しじん)]に外骨・内骨の語がみえ、
外骨とは、亀の属、内骨とは龞の属、亀は外骨内肉の類とされる。
腹甲を卜辞に用いるので、卜といえば外骨を意味し、また内外の字となったのであろう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
まず、長い間、文字学の聖典とされてきた説文解字では「夕にしてことを卜するは外なり」としてい
て、今の形からするとなるほど!と納得してしまいそうですが、これが書かれた後に見つかった
甲骨文を読み解くと違う意味がみえてくるのですね。
亀とすっぽん似て非なる者ですが、甲骨文に使用するのは亀です。
そして亀が外骨とよばれたことが関係しているようですね。
では今日の一枚は・・・
大好きな空の景色です。
今日の夕空です、美しい雲の色が大好きです。
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