新*今日の漢字* 「計」
明け方と朝に、地震がありました。
そして、今日も外孫を預かりました。
では・・・
新*今日の漢字*
「計」 音読み ケイ 訓読み はか(る らう)
画数 9画 部首 言(ごんべん)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 「説文」三上 の字形によると、言と十とを組み合わせた形であるが、
古い資料がなくてもとの字形を決めることができない。
ケイという音からいえば、(口卜)けい(うらなう)の字との関係が考えられる。
(口卜)は占いの記録によって、占いの当たりはずれに数を調べることであり、
稽(けい(かんがえる、くらべる))とも関係のある字であろう。
計という字形が成立したのは、甲骨文字や金文の使われた時代よりかなり後のことで
あろうと思われる。
「かぞえる、はかる、かんがえる」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 言と十とに従う。
[説文]三上 に篆文の字形によって「會(くわい)なり、筭(さん)なり」と解している。
[説文]のいう会とは要会の意で、年間の総括報告のことをいう。
[周礼(しゅうらい)、天官、大宰(たいさい)]「歳終には即ち百官府をして、各々
其の治を正し、その會を受けしむ」、また[天官、小宰]「出入りを聽(き)くに要會を
以てす」とみえる。
形は古陶文に千に従う形もあるが、十・千いずれも字の初形とは思われず、字は
他に基づくところがあろう。
[周礼、春官、占人(せんじん)]に「歳終には即ち其の占いの中否を計(かぞ)ふ」
とあり、もと占卜(せんぼく)の記録を稽(かんが)える意と思われる。
(口卜)(けい)三下 に「卜して以て疑はしきを問ふなり。~讀むこと稽(けい)に
同じ」とあり、計・(口卜)・稽の声義に通ずるところがある。
[説文]に「筭(さん)なり」の訓を加えているのも、卜筮(ぼくぜい)の用語であり、
計はもと卜に従う字であったかと思われるが、訃(ふ)の形を避けて計となったもの
であろう。
のちすべて計数・計画・計謀のことをいう。
字が言に従うているのは、もと祝禱(しゅくとう)に関する語であったからであろう。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
長い歴史の中でもとの字が失われているのか、新しい字だからなのか、解説が少し歯切れの悪い気が
します。
朝型人間なので、夜の9時を過ぎると思考回路の動きが鈍くなります。
では今日の一枚は・・・
朝私が起きると、猫たちは一緒に階段を下りていきます。
三毛猫の姿がみえませんが、トラ猫がじゃれるのでトラブルを避けるためにさっさと下りてしまう
ので同じ画面に収まりません。
おそらく二匹の視線の先に居るはずです。
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