新*今日の漢字* 「今」

今日から上の孫は小学校が始まりました。

私は私で、外孫を預かりました。

では・・・

新*今日の漢字*

「今」 音読み  コン キン   訓読み  いま

    画数   4画    部首  ひとやね

では常用字解で調べてみましょう。

  仮借 もと象形の字で、壺型(つぼがた)の器や瓶(びん)の蓋(ふた)の形。

     下部に栓(せん)のついている蓋で、きのこのような形である。

     飲のもとの字は(酓欠)であるが、酓(いん)は酉(ゆう(酒樽の形))を

     今(栓のついている蓋)で二している形である。

     今を蓋の意味に用いることはなく、時の今昔(こんじゃく(いまと昔))の「いま」の

     意味に用いるのは仮借の用法である。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  仮借 もと象形で、栓のある蓋(ふた)の形。

     これを酒樽(さかだる)の酉(ゆう)にh床したものが酓(いん)。

     その酒を飲むことを(酓欠(いん))といい、飲の初文である。

     今は壺(つぼ)など栓のある蓋の形であるが、いまをその義に用いることはなく、

     これを古今の今の意に用い、その初義は失われている。

     このような関係を六書において仮借という。

     今昔(こんじゃく)と対称する昔(せき)はほし肉の形で、腊(せき)の初文。

     昔を昔時の意に専用するに至って、別の形声字の腊の字が作られた。

     [説文]に今声とするもの約三十字、口に含むものは含、わずかに声を発するものは吟、

     心に深くおもうものを念という。

     また雲(云(うん))気のこもる姿を侌(いん(陰))という。

     おおむね蓋栓(がいせん)を加え、閉塞する義をもつ字である。

     [説文]五下 に字を亼(しゅう(集))と古文及に従う形とし、「是の時なり」と

     訓するが、卜文・金文の字形は明らかに蓋栓の形である。

     今の本来の声義はのちの「きん(口禁)(とじる)」の声義のうちに残されている。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

今とは全く違った意味で、「今は栓のある蓋」、「昔はほし肉」だったのですね。

ちなみにほし肉の意味する腊はですが、「腊肉」と書いて「ラー・ロウ」と読み、西太后も絶賛したという、中国の干し肉料理があるそうです。


8ヶ月の外孫は三毛猫は大好きなのですが、年若いこげ茶のトラ猫のいちごはさほどでもないらしく同じ部屋でいちごが寝ていても我関せず。

猫たちは外孫の眼にどのように映っているのか知りたい気がします。

では今日の一枚は・・・

三日連続の朝の空模様ですみません。

今日の空はちょっと朝焼けのようで、美しかったです。

気分よく一日がスタートしました。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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