新*今日の漢字* 「首」

朝から良い天気です。

息子家族はそれぞれ会社、小学校、幼稚園、幼稚園の役員としての老人ホームのボランティアに

出かけ、主人も9時ごろにお友達の所に将棋を指しに出かけました。

我が家には私と猫3匹ですが、猫たちもそれぞれ好きな場所でお昼寝中のようです。

では・・・

新*今日の漢字* 

「首」 音読み  シュ    訓読み  くび

    画数  9画    部首  首

では常用字解で調べてみましょう。

  象形 頭の神の毛と目とをしるした、首の形。

     目は顔面を表現し、その上に頭髪をつけている。

     首を逆さまに懸けている形は県(かける)である。

     異族の者の首を携えて、その呪力(じゅりょく(呪いの力))によって邪霊を祓い清めて

     進むことを導(みちびく)といい、祓い清められたところを道という。

     首は人体の中でもとくに大切な部分であるから、中心になる人(おさ、かしら)やものの

     意味となり、首長(団体の長)・首領(かしら)・首都(国の中央政府のある都市)の

     ようにいう。

     また首は人体の最上部のところにあるから、首位(第一の位置)・首唱(真っ先に言い

     出すこと)・首尾(頭と尾。また始めと終わり)のように「第一、はじめ」の意味に

     用いる。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  象形 頭髪のある首の形。  古文にはしゅ(首の上部2点無し)に作る。

     [説文]九上 に しゅ(首の上部2点無し)を古文とし、巛(せん)を髪の象とする。

     首の倒形「きょう(県の下部が巛)」で首を倒(さかさま)に懸繋(けんけい)した形で

     ある。

     首長・首領・首謀のように主たるものにいい、また頭初や先頭のように、頭にも同義が

     多い。

     首・しゅ(首の上部2点無し)・頁(けつ)は同系の字であるが、首は髪を加えた首の

     形、しゅ(首の上部2点無し)は頭髪を整えた首の形、頁は頭飾をつけた側身形である。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

首の上部の2点が頭髪を表しているのなら、しゅ(首の上部2点無し)は剃髪したお坊さん?などと思ってみましたが、頭髪を整えた首の形だったのですね。

白のところでも出てきましたが、異族や敵の大将などの首や頭蓋骨は呪力が強かったようで、いろいろ使われていたのですね。

恐ろしいようですが、そういうものでしか防ぐ努力ができなかった、呪力や自然に対する畏怖の念が強かったのでしょう。


キッチンの小窓から外を眺めていたら、実の生っている金柑のそばで白い花が咲いていました。

毎年、忘れた頃に黄色い金柑の実が生っていたのですが、この花たちが遅れて実になっていたのでしょうか。

    

 

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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