新*今日の漢字* 「場」
例祭なので朝から14合のお赤飯を炊いて親戚に届けました。
昔は外に簡易かまどを置いて暗いうちから外で薪を燃やしてお赤飯を蒸かしましたが、
今はありがたいことに、数回に分ければ炊飯器でお赤飯を作ることができます。
では・・・
新*今日の漢字*
「場」 音読み ジョウ 訓読み ば
画数 12画 部首 土(つちへん)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は昜(よう)。
昜は玉(ぎょく(日))を台(一)の上に置き、玉の光が下方に放射する形。
昜は霊の力を持つと考えられた玉によって、人の精気を盛んにし、豊かにする魂振
(たまふ)りの儀礼をいい、その儀礼の行われるところを場といった。
「祭の場(にわ)」がもとの意味であるが、のち「はたけ、とりいれば、あきち、
ばしょ、ば」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は昜(よう)。 昜に「しょう(示昜)」・湯(しょう)の声がある。
昜は台上に玉(日の形)をおき、その玉光が下方に放射している形で、玉による
魂振(たまふ)りの儀礼を意味する。
そのような儀礼の行われるところを場という。
[説文]十三下 に「神を祭る道なり」とあり、それが字の本義。
[書、金縢(きんとう)]に、壇上の北側に南面して三王の壇を作り、南側に北面して
壇を作る。
周公(しゅうこう)はその南の壇儒に立って珪壁(けいへき)を供えて先王を祭って
いるが、その両壇の間を場という。
[漢書(かんじょ)、郊祀(こうし)志、上]に「犠牲壇場」と称するもので、
[爾雅(じが)、釈言]にも「場は道なり」とする。
中略
[説文]にまた一義として、「田耕さざるなり」、また「穀を治むる田なり」をあげる。
中略
[鄭玄(じょうげん)注]に「場とは地を築きて墠(せん)を爲(つく)り、季秋に圃中
(ほちゅう)を除して之(これ)を爲(つく)る」という。
おそらく古くは田中や圃中に、神に供する場を設けたことがあり、そのなごりを存する
ものであろう。
場とはもと神霊を迎えるところで、いわゆる「祭の庭」であった。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
時節柄運動会の場所取りなどと気にかかるところですが、場はもともと神霊を迎える「祭の庭」
だったのですね。
場所取りをしたところで孫たちの霊振りをしてよい成績を願うなどということも有りでしょうか。
忙しい最中ではありますが、実は誕生日ででして、お赤飯を届けた外孫の家でも家族そろってお祝いの言葉をいただき、ちょっと照れましたが、帰宅後息子家族がそろって現れてプレゼントをもらいました。
ということで、今日の一枚は・・・
磁力の関係で浮いている花鉢です。
花はセットで付いてきたものを適当に差しましたが、好きな物と変えることもできます。
空気の動きで浮いたまま回ったりもします。
写真を撮るときには気付かなかったのですが、箸置きのニワトリが見つめているようですね。
夜は猫に注意しなくてはいけませんね。
ちなみに娘家族からはマッサージに行くチケットをいただくことになっています。
ありがたいことです。
0コメント