新*今日の漢字* 「色」

昨夜何時ごろでしょうか、台風の影響で風雨が強くなりましたが、

今朝は一転良い天気となりました。

いわゆる台風一過というものですね。

では・・・

新*今日の漢字*

「色」 音読み  ショク シキ    訓読み  いろ

    画数   6画    部首  色(いろ)

では常用字解で調べてみましょう。

  会意 人と卩(せつ)とを組み合わせた形。

     卩は跪(ひざまず)く人の形であるから、人の後ろからまた人が乗る形で、

     人が相交わることをいう。

     獣の上に人が乗る形は犯である。

     色は人が相交わるときのような感情の高揚する意味に用い、おどろく様子を色斯

     (しょくし)食然(しょくぜん)、むっとして興った表情になることを気色(けしき)

     ばむのようにいう。

     高揚した感情は表情、顔いろに表れるので顔いろの意味となり、食候(しょくこう

     (顔いろに表れる病状))のようにいう。

     「かおいろ」の意味から、「つや、つややか、いろどり、いろ、おだやか」などの意味に

     用いる。

     赤や白の「いろ」のことは、染料は多く草からとったので、古くは采(さい(いろ))と

     いい、色彩(色)という。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  会意 人と卩(せつ)と従う。

     卩は跪(ひざまず)く人の形。

     人の後ろにまた人がおり、抱く形で相交わることを示す。

     [説文]九上 に「顔气(がんき)なり。人に從ひ、せつ(卩の中に点有り)に從ふ」

     とあり、人の儀節とするところが、自然に顔色に表れると解するが、顔色などという字は

     なく、男女のことをいう字。

     飲食男女は、人の大欲の存するところである。

     尼(に)も字形が近く、親昵(しんじつ)の状を示す字である。

     [左伝、昭十九年]「市に色す」は気色ばんで怒る意。

     驚くさまを色然(しょくぜん)・色斯(しょくし)という。

     それより顔色の意となり、また容色の意となる。

     容色をもって寵愛を受けることを色授(しょくじゅ)、顔容の犯しがたいことを正色

     (せいしょく)という

     彩色のことは古くは采といった。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

あらあら、色彩の「いろ」というよりも、人間臭い「いろ」の意味の方がもともとのものだったのですね。


では今日の一枚は・・・

いつものことですみません、今朝の空模様です。

黒い雲を押しのけるように輝く台風一過の太陽です。

おかげさまで、暑い1日となりました。


ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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