新*今日の漢字* 「地」
連休明けに9月が戻ってきたような暑さです。
運動会の代休でお休みだった下の孫は朝からちょっと元気がなく、
ゲームも中断して、変だな?と思ったら、吐き戻してしまいました。
念のため熱を測ってもらったら、39度ったそうで、病院へ行きました。
昼頃から外孫を預かるので、通院の結果が気になるところです。
では・・・
新*今日の漢字*
「地」 音読み チ ジ 訓読み ---
画数 6画 部首 土(つちへん)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は也(や)。
也に地(とち)・馳(ち(はせる))の音がある。
もとの字は墜に作り、隊と土とを組み合わせた形。
隊はふ(𠂤の下にもうひとつ口のような形が付きます(こざとへんのもとの形は神が
天に陟(のぼ)り降りするといに使う神の梯子(はしご)の形))の前に犠牲(いけに
え)の獣である「すい(遂のしんにょう無し)」をおく形で、神の降りたつところを
示す。
土は土を饅頭形(まんじゅうがた)にまるめて台上におく形で、それを土地の神とする。
墜は神の降りたつところに土地の神を祭り、神の降りたつところという意味であった。
墜がのち墜落(おちること)の意味となり、墜に代わる形声の字として地が作られた。
地は「とち、つち、ところ」などの意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は也(や)。
也に池(ち)・馳(ち)の声がある。
初文は墜(ち)に作り、隊と土に従う。
神霊の陟降(ちょくこう)する神梯(しんてい)の形である「ふ(𠂤の下にもうひとつ
口のような形が付きます)」の前に、犠牲の獣である「すい(遂のしんにょう無し)」を
おき、土(土地の神)を祀(まつ)る。
そこが神霊の降下するところ、すなわち墜(地)である。
金文の字形に「ふ(𠂤の下にもうひとつ 口のような形が付きます)」と「すい(遂のしん
にょう無し)」に従うて作る字がある。
[説文]十三下 に「元气(げんき)始めて分かれ、輕淸にして昜(やう(陽))なるものは
天と爲(な)り、重濁にして侌(いん(陰))なるものは地と爲る。萬物の
ちん(陳攵)列する所なり。」(段注本)とあって、地とちん(陳攵(陳))の双声に
よって訓するが、地に陳列の意はない。
[説文]の解は[淮南子(えなんじ)、墜形訓(ちけいくん)]の文による。
墜はのち墜落の意に用いられて、墜に代わる形声の字として地が作られた。
漢碑(かんぴ)及び[漢書(かんじょ)]には、あお墜を地の字に用いることが多い。
「ち(上から山+水+土)は則天武后の新字十九文の一としてみえるもので、山と水と土
に従う字である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
漢字の歴史の中ではよくある違う意味に使われる事が多くなると、もとの漢字に何かをつけて意味を強調する使われ方、たとえば「云」(もと雲の字)違う意味に使われて気象を表す雨をつけて「雲」
とした。
地の場合は違う形声の字になってしまったのですね。
今の時間は夜の8時です。
病院へ行った下の孫はウィルス性の胃腸炎だったそうで、私はてんてこ舞いでした。
結果、今日は外孫を自宅では預からず、娘の家で子守となりました。
外孫はホームゲームよろしく、活発に動き回り、元気に遊び、夕方、食事時に一泣きして母親が帰宅する直前にパッタリと寝てしまいました。
そして、私は夕方6時半頃帰宅。
バタバタとして、ちょっと疲れました。
では今日の一枚は・・・
何かを予感させる?ような今朝の赤い朝焼けです。(後付けです
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