新*今日の漢字* 「台」
今日は主人が釣りに行くというので、4時40分に起きました。
出かける前にお茶ぐらいはいれようと頑張りました。
では・・・
新*今日の漢字*
「台」 音読み ダイ タイ 訓読み ---
画数 5画 部首 口(くち)
では常用字解で調べてみましょう。
会意 もとの字は臺に作り、高の省略形と至とを組み合わせた形。
至は矢が到達することを示し、重要な建物を建てるとき、神聖な矢を射て建設場所を
選定することをいう。
そのようにして選定された場所に立てられた高い建物を臺といい、「うてな(見晴らしの
いい高い建物)」の意味に用いる。
また「だい、ものをおく台、役所」の意味意にも用いる。
常用漢字の字形の台(たい)は本来臺とは別の字で、建物の意味はない。
臺は屋上に木を立てた形の字であり、標木(目印(めじるし)の木)のような飾りを
つけているらしく、そこに神が寄りつく神聖な高殿(たかどの)とされたのであろう。
殷(いん)の紂王(ちゅうおう)の鹿台(ろくだい)や楚(そ)の荘霊(そうれい)の
章華台は壮麗な台観(たかどの)であったという。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 旧字は臺に作り、高の省略形と至に従う。
上に標木(ひょうぼく)として木を樹(た)てた形である。
[説文]十二上 に「觀(くわん)の四方にして高き者なり。至に從ひ、之(し)に從ひ、
高の省に從ふ。室・屋と意を同じうす」とあり、三字みな至に従うという。
その至に従う意については、[説文]に室字条七下・屋字条八上にみな「至り止(とど)まる
所なり」、すなわち止居する所とするが、至は矢の至るところ、建物の建築場所の選定の
ために、矢を放って卜したことを示すものと思われる。
屋は板屋(ばんおく)で一時屍(しかばね)をおくところ、室は血室・宗室のように用い
て祖霊の安んずるところ。
みな神明・鬼神のいるところであって、人の止居する所ではない。
起原的には、臺とは廟所をいう語であったらしい。
近年発掘された中山王墓は地下に槨室(かくしつ)のある陵上に、廟所として高堂を
築いた形式のものである。
すなわち臺は、陵墓の上に高堂あるいは楼を立てる形である。
楊寛(ようかん)氏は、この陵上の建物を、いわゆる陵寝の寝であるとする。
要するに地下の室と関連する建物で、自銘に王堂と称しており、字形的には古くは臺と
よばれたものに当たると考えられる。
後世の塔に近い性質のものであろう。
臺はその占地したところに、アーチ状の高楼を立てる形である。
高楼は神明のせまるところであるから、呪飾として標木を樹てた。
金文の図象には、禾系(かけい)のものを樹てている例が多いが、禾は軍門に
樹てる標木であるから、そのような臺は軍事的な性格をもつものであろう。
中略
今常用漢字として台を用いるが、台(い)も別の義として古くから存するもので、混乱
するおそれがあるため、本条の解説にはすべて旧字の臺を用いた。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
もともとは臺と書き、神聖な矢を射て建設場所を定めたところに建てられた高い建物のことだったのですね、つまりは「陵墓の上に高堂あるいは楼を立てる形」と書かれていましたね。
しかも軍事的な性格もあったかもしれないという、大切な場所のようですね。
昨日2kmちょっとを歩いて帰宅した時にご褒美のような景色がありました。
では今日の一枚は・・・
おそらくハナミズキの紅葉です。鮮やかできれいでした。
そうそう、もうひとつご褒美がありました。
バス代210円を手に握りしめ、もう少しで我が家という場所にご近所の農家の方の野菜の自販機がありまして・・・
ふと見ると、ナスとキュウリが数か所に入っていました。
ナス(4本入り)とキュウリ(3本入り)それぞれの投入口に100円ずつ入れて購入しました。
主婦としてはうれしいご褒美です。
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