新*今日の漢字* 「毎」
今日は上の孫の「ホットパラダイス」+「WAI WAIフェスティバル」という行事に行って来ました。
まぁ、正確に言うとホットパラダイスという、子どもたちがお店屋さんやゲームやさん、大きな子供たちは作った映像を見せたり、と親も子も楽しめる参加型のイベントみの参加でした。
昼近くから始まる、フェスティバルの方は先生とPTAお母さんたちの模擬店もたくさんあり、
準備中の模擬店からはよい香りがしていました。
では・・・
新*今日の漢字*
「毎」 音読み マイ 訓読み ---
画数 6画 部首 母
では常用字解で調べてみましょう。
象形 髪を結い髪飾りをつけた女の形。
金文では「いそしむ」の意味に用いる。
毎と又(ゆう)とを組み合わせた形の敏は、髪飾りに手(又)をそえ、髪飾りを整え
祭事にいそしむことをいう。
「つねに、そのおりごとに」の意味に用いるのは音を借りる仮借の用法である。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 髪に簪飾(しんしょく)を加えている婦人の形。
これに又(ゆう(手))を加えた形は敏で、敏とは婦人が祭祀(さいし)にいそしむこと
をいう。
[]説文]一下 に「艸(くさ)盛にして上に出づるなり。てつ(艸の右側のみ)に從ひ、
母(ぼ)声」とし、草の茂盛の意とする。
[左伝、僖二十八年]にみえる輿人(よじん)の誦に「原田(げんでん)毎毎たり」の句が
あり、毎毎は草のしげるさまをいう語であるが、[文選(もんぜん)、魏都(ぎと)の賦、
李善(りぜん)注]に引いて「莓莓(まいまい)」に作っており、草の茂盛は毎の原義では
ない。
毎の字形は金文にみえ、その字は敏の意に用いられる。
金文には[大豊(皀殳)(たいほうき)]「毎(いそ)しみて王の休(たまもの)にそん
(阿の可の代わりに尊)に揚(こた)ふ」[大盂鼎(だいうてい)]「毎(いそ)しみて朝
夕に入りて諫めよ」、[叔夷鎛(しゅくいはく)]「女(なんじ)戎攻(じゅうこう(軍
事))に肇敏(てふびん)せり」のようなれいがある。
毎と敏とはもと一字であったらしく、婦人が家廟の祭祀にいそしむことをいう。
その立ち働く形は疌(しょう)で、捷の初文。敏捷とは婦人がまめまめしく祭事に従う
ことをいう語で祭祀用語の奔走という語に近い。
祭事には、婦人はその婦容を整えて臨み、[詩、召南、采繁(さいはん)]に「被(ひ)の
僮僮(どうどう)たる」 中略 髪に被(そえ髪)を加え、簪けいを用いた。
毎・疌はいずれもその姿をいう。
「毎(つね)に」のように副詞用法は仮借(かしゃ)。
[小雅、常棣(じょうてい)]に「良朋(りょうほう)有りと毎(いえど)も 況(きや
う)として永歎(えいたん)す」という用法があり、これも仮借である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
まず、字としては髪を結い髪飾りをつけた女性の象形字でしたね。
しかし、「毎日」「毎度」などのような「つねに、そのおりごとに」のような使われ方は仮借の用法なのですね。
今日の字統の解説は特に長いという訳でもかなったのですが、読み方が微妙に違っていたりして、
思い通りに漢字が出てこず、かなり時間がとられました。
しかも、あの手この手を使っても出てこない漢字があり、前に書かれていたものと同じような内容
でしたので「中略」としてしまいした。
孫の学校からの帰路、桜の紅葉の写真を撮り、機嫌よく歩いて我が家の近くまで来ると・・・
こんな景色が見えました。
では今日の一枚は・・・
近所の丘が紅葉していました。
この丘の向こう側はゴルフ場らしいです、川崎の田舎の景色でした。
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