新*今日の漢字* 「泳」
静かな午前中です。
では・・・
新*今日の漢字*
「泳」 音読み エイ 訓読み およ(ぐ)
画数 8画 部首 さんずい
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は永(えい)。
永は水が合流して早く流れるところで、水の流れの長いことをいう。
その水流に乗るようにして水を渡ることを泳といい、「およぐ」となる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は永(えい)。
[説文]十一上 に「潜(くぐ)りて水中を行くなり」とあり、没水潜行の意とする。
下条のゆう(さんずい+子)字下に「浮かび水上を行くなり」とあるのと相対する訓で
ある。
[詩、周南、漢広(かんこう)]は漢水の女神を祀るもので、その女神を追迹(ついせき)
することを「漢の廣き 泳ぐべからず 江の永き 方(いかだ)すべからず」と歌う。
泳と方とを対文であることからいえば、泳とはただ游泳の義と解すべきであろう。
[爾雅(じが)、釈言]に「泳は游なり」とみえる。
永はもと水流をいう字であり、漾(よう)の初文。
その流れに乗じて游泳することを泳という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
まず、「泳」は比較的新しい字なのでしょうか、古い字形は篆文のみの記載でした。
もともとの意味としては「水が合流して早く流れるところで、水の流れの長いこと」でしたね。
紀元100年に許慎が書いた「説文解字」では「潜って水中をいく」と解釈されましたが、白川先生は
「詩経」や「爾雅」の例をあげて普通に泳ぐ意味であると定義づけいます。
さて今日の一枚は・・・
静かな午前中の一枚です。
天敵の上の孫が居ないのでのんびりくつろぐ末っ子猫のいちごです。
奥の手のように両手首(?)を内側に曲げている姿をたぶん「箱座り」というのですが・・・
手前の手のように両前足を伸ばしている姿を我が家では「スフィンクス」といいます。
「スフィンクス」はすぐに動き出せる利点があります。
外孫はモモのこの前足が大好きですが、口のそばに足があるので要注意です。
ほぼ毎回孫の手をガードしている私がかみつかれますが、モモはやさしく噛んでくれるので
実害はありません。
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