新*今日の漢字* 「歯」
今日は午前中片づけ物をしていました。
では・・・
新*今日の漢字*
「歯」 音読み シ 訓読み は
画数 12画 部首 歯
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとの字は齒に作り、音符は止(し)。
その下部は歯の並んでいる形であり、「は」をいう。
甲骨文字には音符の止はなく、歯の形の象形の字である。
殷の時代からすでに齲(むしば)の字があり、歯の間に虫を加えている。
また甲骨文字に「齒を疾(や)むことあるか」と占っている例もある。
動物の歯は歯によってその年齢を知ることができるので年歯(年齢)といい、歯を「よわ
い、年齢」の意味にも用いる。
七十歳の者に天子が賜う杖(つえ)を歯杖(しじょう)といった。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は止(し)。
卜文には象形の字がある。
のち止を加える。
[説文]二下 に「口の齗骨(ぎんこつ)なり。口齒の形に象(かたど)る」という。
卜辞に歯の疾(やまい)を卜するものがあり、齲(むしば)の字もみえており、古くから
歯疾があったことが知られる。
歯によって年齢を知りうるので、年歯といい、高齢のものには歯杖(しじょう)を
賜うた。
老いて徳の成就することを歯德という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「歯」はもともと上部の「止」のない象形の字だったのですね。
のちに音を表す「止」を加えて形声の字となったのですね。
なんと驚きなのは殷王朝の時代にすでに虫歯があったですね。
虫歯は甘いものが豊富にある現代の病かと思っていたのですが、虫歯の歴史の古さに脱帽しました。
さて今日の一枚は・・・
きっとこれが最後の最後と思われる、我が家の残雪です。
ない所だったようで、朝は残っていましたが、今はきっと消えていることでしょう・・・
と思って見てきましたら、なんとまだ2か所に小さな雪が残っていました。
よほど寒い場所なのですね。
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