新*今日の漢字* 「神」

昨日積もりかけた雪もすっかりなくなり、外孫のお迎えは車で行けそうです。

今日は外孫のパパさんが日帰り出張だそうで、夕飯まで居るそうなので、

この時間の書き込みとなりました。

では・・・

新*今日の漢字*

「神」 音読み  シン ジン    訓読み かみ かん こう

    画数   9画     部首  ネ(しめすへん)

では常用字解で調べてみましょう。

  形声 音符は申(しん)。

     申は稲妻(いなずま(電光))の形。

     稲妻は天にある神の以降のあらわれと考えたので、金文では申を「かみ」の意味に用いて

     おり、申が神のもとの字である。

     申がかみ以外の「もうす」などの意味に用いられるようになったので、祭卓(神を祭る

     ときに使う机)の形の示を限定符(偏(へん)・旁(つくり)など。部首)として、神の

     字となった。

     示部の部には社(示土)・祠(し(まつる))祖(示且)など、神と同じような構成を

     もつ字が多い。

     神はもと自然の事物や力を神として崇拝する自然神であったが、金文によると祖先の霊を

     も神として祭るようになっている。

     のち「かみ」の意味のほかに、「こころ、こころのはたらき、こころのはたらきのすぐれ

     たもの」の意味にも用いる。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  形声 声符は申(しん)。

     申は電光が屈折して走る形で、神威のあらわれと考えられ、神の初文。

     [説文]一上 に「天神なり」とし、「万物を引きで出す者なり」と神・引の畳韻をもって訓

     する。

     [礼記(らいき)、礼運(れいうん)]「鬼神に列す」の[鄭玄(じょうげん)注]に「神なる

     者は、物を引きて出ださしむ。祖廟(そべう)・山川・五祀(ごし)の屬を謂ふなり」と

     あり、同じように音義的解釈を加えているが、それは漢代の語源学に共通するもので

     ある。

     神は天神、すなわち自然神であり、それを含むことはなく、人の霊には鬼という。

     しかしのち、祖霊が天上に升(のぼ)って上帝の左右にあると考えられるようになって、

     金文の[宗周鐘(そうしゅうしょう)]の「皇上帝百神」のうちには、祖霊をも含むものと

     みられ、[大克鼎(だいこくてい)]の「申(神)に(けん)孝す」には、神に対して(け

     ん)孝という祖霊に対する語を用いている。

     神事のみでなく、精神のはたらきやそのすぐれたものを神爽(しんそう)・神悟のように

     いい、人智をこえるものを神秘とい。

     神の観念の展開は古代宗教思想の中心的な課題をなしている。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「神」に含まれる「申」は稲妻の形でしたね、そしてその稲妻は神威のあらわれで神を表していたの

ですね。

そして、「もうす」などの意味に使われるようになって、限定符の「示」をつけて「神」ですよ、

と限定したのですね。


さて今日の一枚は・・・

雪の積もり始めた外を眺める末っ子猫のいちごです。

なんとか出かける前に間に合いました。

娘の家へ行って来ま~す。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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