新*今日の漢字* 「世」
今日も温かな一日です。
では・・・
新*今日の漢字*
「世」 音読み セイ セ 訓読み よ
画数 5画 部首 一(いち)
では常用字解で調べてみましょう。
象形 分かれた木の枝に芽が出ている形。
草の芽の生え出る形が生、木に新しい枝が三本伸びた形が枼(よう(ふだ))、
その木の枝の上のものが葉(は)である。
新しい芽が生えてくることから、「人の一生、生涯、寿命、よ、よのなか(人間の構成
する社会)」などの意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 分かれた木の枝に芽が出ている形。
金文は止字形の上の縦三画にそれぞれ肥点を加えており、木の枝の新芽の出ている形。
それによって新しい時期・世代をあらわすものであろう。
三十の表記法である卅(そう)とは、字形に明らかに区別があり、木の象をとる。
[説文]三上 に「三十年を一世と爲す。卅に從ひて、之(これ)を曳長(えいちゃう)す。
亦(また)其の聲を取るなり」とするが、卅の形によるものでなく、声も異なる。
[逸周書(いつしゅうしょ)、本典解(ほんてんかい)]に「本、萬物を生ずるを世と曰ふ」
とあるのがよく、むしろ生と近い字である。
新生による世代の改まりを、世また葉という。
[詩、商頌(しょうしょう)、長発(ちょうはつ)]に「昔、中葉に在り」とみえる。
金文に世をえい(木世)・枼(よう)(他2個)などの形に作る。
みな草木にその象をとる字である。
後略
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「世」は「分かれた木の枝に芽が出ている形」だったのですね。
新しい芽が生えてくることから「人の一生、生涯、寿命、よ、よのなか(人間の構成する社会)」の
意味となったのですね。
さて今日の一枚は・・・
買い物帰りの川沿いにつくしを見つけました。
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