新*今日の漢字* 「対」

今は朝からママさんがプレイルームにしていた通称Bルームの片づけをしています。

上の孫のベットを買ったそうで孫たちも楽しそうに片づけをしています。

明日からは学校が始まるそうです。

では・・・

新*今日の漢字*

「対」 音読み  タイ ツイ   訓読み  ---

    画数   7画     部首  寸

では常用字解で調べてみましょう。

  会意 もとの字は對に作り、丵(さく)と土と寸とを組み合わせた形。

     丵は上部に鋸歯(のこぎりば)のついた掘鑿(くっさく)の道具。

     これを手(寸)に持って土を撲(う)ち固める形が對で、「うつ」の意味となる。

     版築(はんちく(城壁などの建築法で、板と板との間に入れた土を撲ち固めていく方法)

     のとき、二人が相対して土を撲つので、「むかう、あう、こたえる」の意味に用いる。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  会意 旧字は對に作り、丵と土と寸とに従う。

     丵は掘鑿(くっさく)する器で、上部に歯状の刻みをつけたものであるが、土を撲(う)

     つときに用いる。

     これを手(寸)に持って土を撲(う)つことを對という。

     いわゆる版築(はんちく)などの作業である。

     版築は城壁を作るとき、挟板の中に土を盛り、これを棒状のもので突き固める建築法で

     ある。

     [説文]三上 に正字を口に従う形とし、「こたふること方無きなり。丵・口に從ひ、寸に

     從ふ。對或いは士に從ふ。漢の文帝以爲(おも)へらく、責對して面(ま)のあたり言ふ

     は、多くは誠對に非ず。故に其の口を去りて、以て士に從ふなり」(段注本)という解説

     を加えているが、当時の俗説であろう。

     金文の字形は口や士に従わず、土を丵(さく)をもってうつ形である。

     金文の[師旂鼎(しきてい)]に銘を鼎(てい)に加えることを「そん彝に對(しる)す」と

     しるす例があり、また[陳純釜(ちんじゅふ)]に「敦(をさ)むる者を陳純と曰ふ」と

     あって、敦(たい)を用いるが、この敦は銘を加える意で、[師旂鼎]の「對す」と同じく、

     對がその本字、敦は仮借字(かしゃじ)である。

     土を撲つことから、鋳型に加えて彝銘(いめい)を施す意となったのであろう。

     金文に「對揚(たいやう)」という語が常見し、「敢(あへ)て王の休(たまもの)に

     對揚す「敢て天子の丕顯(ひけん)なる休に對揚して、寶そん彝を作る」のようにいう。

     対揚とは口でこたえることではなく、これを彝銘に施して、これによってその休賜に報ず

     る意である。

     応対の義はこの対報の義からの引伸であろう。

     また対言・相対・対等というときの対は半地区のときに相向うて土をうつなどの作業の

     しかたから生じた意味であろうと思われる。

     文字のもっとも古い用義例では対揚の義であるが、半地区の古法は、殷代前期の鄭州

     (ていしゅう)二里岡(にりこう)の故城にも、すでに壮大な遺址(いし)をみることが

     できるので、その用義も古いものであろう。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「対」のもとの字は「對」と書き、「丵」と「土」と「寸」でできているのですね。

その丵(上部に鋸歯(のこぎりば)のついた掘鑿(くっさく)の道具)を寸(手)に持って、土を撲

(う)ち固める形だったのですね。

この作業を二人向かい合ってしたので「むかう、あう、こたえる」の意味にもなったのですね。


さて今日の一枚は・・・

昨日のブルーベリーの花に形は似ていますね、こちらは「満天星(ドウダンツツジ)」の花です。

娘が数年前に昭和記念公園だったと思うのですが、イベントでもらってきました。

植えるよい所がなく、日陰に植えたのがいけなかったのでしょう、毎年花は咲かず、今年初めて

咲きました。

木は十分に成長しているのですが・・・

来年はどうかな?

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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