新*今日の漢字* 「炭」
今日から幼稚園も始まり、我が家は平常業務な感じです。
では・・・
新*今日の漢字*
「炭」 音読み タン 訓読み すみ
画数 9画 部首 火
では常用字解で調べてみましょう。
会意 山と厂(かん)と火とを組み合わせた形。
厂は山の崖(がけ)の形。
山の崖の下で墨を焼くの意味であろう。
「すみ」をいう。
[淮南子(えなんじ)、時則訓]に「季秋(秋の末)の月~草木黃落(くわらく)す(葉が
黄色に変わって落ちる)。乃(すなわ)ち薪(たきぎ)を伐(き)りて炭(すみ)を爲
(つく)る」とみえる。
炭化したものが長期の保存にたえることが早くから知られており、[抱朴子(ほうぼくし)
至理]に「炭と爲(な)さば則(すなは)ち億載(おくさい(一億年))なるも敗(廃)
せざるべし」とみえる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 山と厂(かん)と火とに従う。
[説文]十上 に「木を燒(や)くの餘なり。火に從ひ、岸(がん)の省聲」とするが、厂は
山の崖(がけ)の形であり、崖の下の凹(くぼ)んだ所などを使って炭焼きをする意で
あろう。
[淮南子(えなんじ)、時則訓]に「季秋の月、~草木黃落(くわうらく)す。乃(すなは)
ち薪を伐(き)りて炭と爲す」とみえる。
[僮約(どうやく)]に「薪を焚(や)いて炭を作る」とあり、家僮の仕事とされた。
炭素化したものがほぞんによいことは古くから知られており、[抱朴子(ほうぼくし)、
至理]に「炭と爲さば則ち億載なるも敗せざるべし」とみえる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「炭」は「山と厂と火」でできているのですね。
そして、崖の下のくぼんだ所を使って炭焼きをしたことから字ができたようですね。
さて今日の一枚は・・・
この黄色い花はいわゆるヘビイチゴの花です。
このあと赤い実が生りますが、毒はないそうですが、美味しくないそうで、食用にはしません。
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