新*今日の漢字* 「談」
今日は主人も務めていた会社のお手伝いで外出。
ということで、さらに静かな午前中です。
では・・・
新*今日の漢字*
「談」 音読み ダン 訓読み ---
画数 15画 部首 言
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は炎(えん)。
炎に淡(たん(あわい))・啖(たん(くらう))の音がある。
[説文]三上 に「語るなり」とあり、談笑(うちとけて、楽しく話し合うこと)・戯談
(たわむれのはなし。じょうだん)のように、日常的な談話(はなし)をいう。
「かたる、はなす、はなし」の意味に用いる。
中国の六朝期(りくちょうき(三世紀~六世紀))には「清談」の風が起こり、哲学的な
議論を好んだ。
譚(たん(かたる))と音・意味が近い。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は炎(えん)。
炎に淡(たん)・啖(たん)の声がある。
[説文]三上 に「語るなり」とあり、[段注]に平淡の語であるという。
[詩、小雅、節南山(せつなんざん)]に「憂心、惔くが如し 敢へて戯談(ぎだん)せず」
とあり、戯談・談笑のように、談は日常的な談話をいう。
斉(せい)の鄒衍(すうえん)は点を論じて博弁を極め、「談天衍(だんてんえん)」と
よばれた。
六朝(りくちょう)清談の徒も、清玄の談を好んで、談士を尊んだ。
談士は談柄(だんぺい)という払子(ふっし)のようなものを手にして、それを振り
ながら談論したという。
談柄はのちはなしの種というほどの意に用い、話にまで拡げて話柄という。
わが国では談義坊主というのは、説教師のことである。
字はまた譚・誕と声義が近く、通用することがある。
国語の「かたる」には形成と虚誕の意があり、談をはじめ譚・誕にもおおむねその傾向が
ある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「談」は[説文解字]の頃から「日常的な談話(はなし)」という意味だったようですね。
さて今日の一枚は・・・
先日ご近所から頂いたものです。
むむ・・ちょっとピンボケでしょうか。
根元附近の直径が20cm近くある大物のタケノコです。
このようなタケノコを3本もらいまして・・・
いぱん家庭より大き目なお鍋はあるのですが、さすがに上部を切っただけでは鍋に収まらず、
仕方なく皮を途中まで向いて、さらに二つ割にしたり四つ割りにしたりして、2個のお鍋に糠を入れ
てコトコト煮て、冷めるまで放置するのが、美味しい茹で方です。
大きいですが、掘りたてで柔らかく、えぐみもなく最高のタケノコです。
昨日はタケノコご飯とお醤油と砂糖で甘辛く煮て鰹節を加えた煮物というタケノコ尽くしを息子家族
や娘家族にもおすそ分けをして楽しみました。
そして、1本は主人の実家へ持って行き、後1本はどうやって楽しみましょうか。
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