新*今日の漢字* 「等」

連休の谷間?孫たちが学校と幼稚園へ・・・と思ったら、

下の孫が昨夜から体調不良で幼稚園は休みで、病院への送り迎えです。

そして午後からママさんはPTA総会だそうで、夕方まで預かりのようです。

では・・・

新*今日の漢字*

「等」 音読み トウ   訓読み  ひと(しい)

    画数  12画  部首  竹(たけかんむり)

では常用字解で調べてみましょう。

  形声 音符は寺(じ)。

     寺に待(たい(まつ))特(とく(ひとり))の音がある。

     [説文]五上 に「齊(ひと)しきかん(上から竹+閒)なり」とあり、長さが同じ竹簡・

     木簡(文字を書いた細長い竹や木の札)の意味とする。

     竹簡や木簡は一尺八寸、二尺四寸のように、その長さに定めがあり、同じ長さの簡を綴っ

     て書冊とした。

     それで「ひとしい」の意味となる。

     等級(くらい)が同じ者をともがらといい、等輩・等倫(ともがら、仲間)のように

     「ともがら」の意味に用いる。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  形声 声符は寺(じ)。

     寺に待(たい)・特(とく)の声がある。

     [説文]五上 に「齊(ひと)しきなり。竹に從ひ、寺に從ふ。寺は官曹の等平なり」と

     いう。

     [段注]に、斉簡とは木簡の大小を整える意で、それにより等平の義が生まれるとするが、

     [孟子、公孫丑(こうそんちゅう)、上]「百世(ひゃくせい)の後よりして、百世の王を

     等(はか)るに、之(これ)能(よ)く違(たが)ふもの莫(な)きなり」、[周礼(しゅ

     うらい)、夏官、司勲(しくん)]「以て其の巧を等(はか)る」、[左伝、文十五年]

     「等威有るを示すは、古(いにしへ)の道なり」の[杜預(どよ)注]に「等威は威儀の

     等差なり」など、みな差等をはかり、差等を明らかにする意に用いる。

     [礼記(らいき)、楽記(がくき)]「禮義立つときは、則ち貴賤等あり」も等差がある意で

     、同等というのではない。

     [鄭玄(じょうげん)注]に「階級なり」といえる。

     度と声の近い語であったらしく、[管子、侈靡(しび)]に使(し)・等(とう)、賈誼(か

     ぎ)の[新書(しんじょ)、胎教(たいきょう)]に等・母(ぼ)を韻している。

(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「等」はもと「長さが同じ竹簡・木簡」を表していたようですね。

同じ長さなので「ひとしい」となるようですね。


さて今日の一枚は・・・

1月17日や2月9日にアップした、頂き物のストックの花の終わった所をポキっと折って寒い間は

家の中に置いておいたのですが、もう暖かいかな~と外に出したら・・・

なんと花の準備がまた始まりました。

植物のたくましさを感じますね。

     

     

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000