新*今日の漢字* 「動」
昨日体調不良だった下の孫は元気を取り戻しましたが、念のため今日もお休みです。
息子家族の洗濯機が壊れたので私たちの洗濯機を共同で使っています。
では・・・
新*今日の漢字*
「動」 音読み ドウ 訓読み うご(く かす)
画数 11画 部首 力
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は重(じゅう)。
もとの字は童に従い、音符は童(どう)。
金文では童を動の意味に用い、のち力(りょく(耒(すき)の形))をそえて農耕に従事
することをいい、「体を動かす、うごかす、うごく、する」の意味となる。
童は目の上に入れ墨をする意味で、受刑者、奴隷的な身分のものをいう。
農耕に従事する、働くのみにはのち働の字を使用するが、働はわが国で作られた字で
ある。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は重(じゅう)。
金文は童を動の義に用いており、動はもと童に従い、童声の字である。
童の上部は辛と目に従う形で、把手なる大きな針である辛で、目の上に刑罰として入墨を
加えられた受刑者をいう。
下部は声符で東(橐(ふくろ))の形に錘(おもり)として土を加えた形の重で、重
(じゅう)声。
童は受刑者として労役に服するもので、童は僮(どう)の初文。
力は耒(すき)の形。
僮僕が耒をもって農耕に従うことを動という。
いまの働の字義にあたる。
[孟子、滕文公(とうぶんこう)、上]「終歳勤動す」の勤動も労働の意である。
それで身を動かすことをいい、動揺・動静のように用いるが、金文には[毛公鼎(もうこう
てい)]に「死(をさ)めて童(どう(動))せしむること毋(なか)れ」とあって、童の
字形のままで動揺の意に用いている。
[説文]十三下 に「作(な)すなり」とあり、もとの農作のことをいう字であった。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「動」の字の「重」はもとは「童」と書いたようですね。
そして童と書いた「動」のもともとの意味は「僮僕が耒をもって農耕に従うこと」だったのですね。
今でいうと「働」の意味になるようですね。
さて今日の一枚は・・・
葉っぱは先日主人に刈られてしまいましたが、花は頑張って咲いてくれました。
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