新*今日の漢字* 「畑」
実家の母の告別式を済ませてまいりました。
葬祭場まで2時間近くかかるので私だけ朝7時前に家を出ました。
では・・・
新*今日の漢字*
「畑」 音読み --- 訓読み はた はたけ
画数 9画 部首 田
では常用字解で調べてみましょう。
国字(日本で作った漢字) 人と田とを組み合わせた形で、焼畑の意味となる。
水田に対して草を焼いて開墾した「はた、はたけ」をいう。
水田を田とい畑としう。
また畠ともかく。
畑として利用されている土地を畑地(はたち)といい、その畑地に作物を作ること、また
その作物を畑作(はたさく)という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
国字 火と田とに従う。
焼畑の意。
水田を田という。
草を焼いて開墾した陸田をいう。
[日本紀私記、神代、上]に「爲陸田種子」を「波多津毛乃止須(はたつものとす)」と
よんでおり、陸田をはたという。
[万葉集]十八・四一二二に「植ゑしたも蒔(ま)きしはたけも」とあり、さきの[日本紀
私日]の訓にも別に「はたけつもの」がある。
古くは焼畑耕作がひろく行われていたので、このような字が作られたのであろう。
中国で火田というのは、古くは火を放って巻狩りすることであったが、のち焼畑の意にも
用いる。
白居易(はくきょい)の詩[東南行一百韻~]に「人ごとに火田の租を納(い)れしむ」の
句がある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「畑」は日本で作られた漢字だったのですね。
子どもの頃作物を作る「はたけ」なのになぜ「火+田」なのかな~?と思ったことがありましたが、
「焼畑」のことだったのですね。
今の日本ではあまり見かけない「焼畑」が漢字のタイムカプセルの中に隠れていたのですね。
さて今日の一枚は・・・
バタバタと忙しい最中ではありますが、癒してくれるのこの寝姿でしょうか。
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