新*今日の漢字* 「負」
今日は上の孫の運動会です。
朝5時頃目が覚めると、ママさんはすでに起きてお弁当を作っていたようです。
私ももう少し後で見に行く予定です。
では・・・
新*今日の漢字*
「負」 音読み フ 訓読み ま(ける かす) お(う)
画数 9画 部首 貝
では常用字解で調べてみましょう。
会意 人と貝(ばい)とを組み合わせた形。
人が貝を背負う形が負けで、「おう、せおう」の意味となり、負荷(荷物を負うこと)と
いう。
荷物を負い担ぐことから、責任などを引き受けることを負担といい、他に責任や任務を
引き受けさせること、「たのむ」ことを負託という。
負俗(世俗にそむくこと)、勝負(勝ち負け、また、勝ち負けを決めること)のように、
「そむく、まける」の意味に用いるのは、負が背(はい(せ、そむく))・敗(はい
(やぶれる、まける))とその音が近くて通用することがあるからである。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 人と貝(ばい)とに従う。
人が貝を背負う形。
[説文]六下 に「恃(たの)むなり。人の貝を守るに從ふ。恃む所有るなり」とする。
古い字形がなく、戦国期の字形を存するのみで、その初形を確かめがたいが、貝を背負う
形とみてよい。
[詩、大雅、生民(せいみん)]「是れ任(じん)し・是れ負(ふ)す」、[論語、子路
(しろ)]「其の子を襁負(きゃうふ)して至る」など、みな背に負う意に用いる。
負恃(ふじ)の意はその引伸の義であろう。
また勝敗の意に用いるが、敗は貝を殴(う)ってこれを毀敗(きはい)する形。
負をその意に用いるのは、声近くして仮借(かしゃ)するものであろう。
徐灝(じょこう)の[説文段注箋(せつもんだんちゅうせん)]に「凡そ戰ひて敗るるとき
は必ず背走す。故に又勝負の偁(しょう)と爲す」というが、負・背もまた、声近くして
通用したものと思われる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「負」は「貝を背負う人の形」だったのですね。
ついつい、「まけ」の方が主役かな?と思ってしまうのですが、「おう」の方が本家本元の意味
だったのですね。
さて今日の一枚は・・・
引っ張りに引っ張った、ハナキリンの謎の物体の結果です。
数年前に久々一輪二輪花が咲きましたが、今年はあちらこちらから花芽が上がってきて、ワクワクし
ています。
冬の間玄関に置いておいたのが良かったのでしょうか。
さあ、小学校へ行かなくては・・・
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