新*今日の漢字* 「服」
今日は外孫が遊びに来ています。
では・・・
新*今日の漢字*
「服」 音読み フク 訓読み ーーー
画数 8画 部首 月(つきへん)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は𠬝(ふく)。
𠬝は跪(ひざまず)いている人(卩(せつ))を後ろから手(又(ゆう))で押さえつけ
ている形で、屈服させることを示す。
舟(月)は盤のもとの字で、盤は儀礼のときに使う器であるから、盤の前で何らかの儀礼
を行うことを服という。
おそらく降服の儀礼に従うことをいうものであろう。
降服の儀礼を終えて、服属(付き従うこと)の職務が与えられ、その職務を行うことを
服事という。
「したがう、ことにしたがう、おこなう、はたらく、もちいる」などの意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は𠬝(ふく)。
𠬝は人を屈服させることを示す。
舟(つき)は盤の初形。
服は盤に臨んで人が服する形で、盤は礼器であるから、そこで何らかの儀礼に服す、ある
いは服することを示す字であろうと思われる。
[説文]八下 に「用ふるなり。一に曰く、車右の騑(そえうま)なり。舟旋(周旋)する
所以(ゆゑん)なり。舟に從ひ、𠬝聲」とする。
一曰(えつ)の義は車に馬をつける服馬の意とするものであるが、舟は礼器としての盤で
あるから、服は服馬や舟行に関する字ではない。
周(しゅう)初の金文[班き(皀殳)]に「虢城公(くわくじゃうこう)の服(こと)を更
(つ)ぐ」「大服に登る」の語があり、服とは服事・服職、大服とは諸侯の地位をいう。
王ならば王服、臣下のときには「乃(なんぢ)の服に在れ」のようにいう。
[小盂鼎(しょううてい)]に服酒の儀礼がしるされており、門に入って服酒し、祼礼(かん
れい)を行ってから儀礼に入る。
また邦賓たる賓客がその儀礼に参加するとき、「邦賓、其の旅服(りょふく)をおく」と
いう儀礼がしるされており、旅服とは献上する品々のことである。
それで車馬・器用の属をすべて服という。
車服・衣服など、その例である。
服酒し、旅服を献ずることが、服従し臣事することを示す儀礼のしかたであったと考え
られる。
それで服の初義は盤中のものを献ずる儀礼を示す字であろう。
のち一定の儀礼や任務に従うことを服といい、そのことを心にかけることを服膺(ふく
よう)という。
降伏は降服としるすのが良い。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「服」に含まれる「𠬝」は「ひざまずいている人を後ろから手で押さえつけ ている形」で
「舟(月)」は「盤のもとの字」で合わせて「盤の前で何らかの儀礼を行うこと」だったようです
ね。
さて今日の一枚は・・・
学校でひまわりを育てている様で、「ひまわりの花ってどんなんだっけ?」の質問に答えると・・・
この絵を描きました。
ひまわりと本人と大好きな末っ子猫のいちごと蝶々など好きなものばかりです。
ちなみに、ヒマワリの種が取れたらくれるそうです。
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