新*今日の漢字* 「緑」
仕事の忙しい息子は昨日も今日も仕事です。
では・・・
新*今日の漢字*
「緑」 音読み リョク ロク 訓読み みどり
画数 14画 部首 糸
では常用字解で調べてみましょう。
形声 もとに字は綠に作り、音符は彔(ろく)
[説文]十三上 に「帛(きぬ)の青黄色なるものなり」とあり、青色と黄色の間の色「みど
り」の色をいう。
[詩経(しきょう)、邶風(はいふう)、綠衣]は衣裳をかかげて故人を偲(しの)ぶ詩で、
「綠(りょく)や衣(い)や 綠衣黃裏(くわうり)」(緑なり緑の衣(ころも) 緑
の衣に黄の裏地)とある。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 旧字は綠に作り、声符は彔(ろく)。
[説文]十三上 に「帛(きぬ)の靑黃する色なるものなり」という。
[詩、邶風(はいふう)、緑衣(りょくい)]「綠や衣や 綠衣黃衣裳」の緑をのち間色と
する考え方があり、この詩を正妻に対して妾(しょう)の僣上(せんじょう)する詩、
衣と裳とがその地位をかえたものと解釈がなされているが、[易(えき)、坤卦(こんか)
六五]に「黃裳(こわうしやう)こわうしやう元吉」の語があり、黄裳はその正色である。
この[緑衣]の詩は、その衣を掲げて故人をしのぶ哀切な悼亡の詩である。
[論語、陽貨(ようか)]「紫の朱を奪ふを惡(にく)む」のような考えかたは、五行をもっ
てすべてのものを配当する思想から出たものにすぎない。
王莽(おうもう)のとき各地に群盗が起こり、そのうち緑林に拠るものが強盛であった。
それで「緑林の豪客」とは、そのような盗賊の徒をいう語となった。
白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「緑」はもとは「綠」と書いたのですね。
そして、意味としては[説文]と同じ「帛(きぬ)の青黄色」ということで、今と同じ「みどり」をいう
のですね。
さて今日の一枚は・・・
自らの重さに耐えかねてか、落ちていましたので、拾ってきて写真を撮りました。
大きさを比べるために1円玉を添えました。
完熟マンゴーのように熟したら落ちるのかな?と思い、洗って食べてみました。
マンゴーとは違って、完熟とはいかなかったようで、まだ酸味が強かったです。
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