新*今日の漢字*
今日も朝から暑いです。
主人は朝早くから釣りへ行きました。
そして、今日の漢字は4年生の漢字(200字)に突入します。
では・・・
新*今日の漢字*
「愛」 音読み アイ 訓読み ---
画数 13画 部首 心
では常用字解で調べてみましょう。
会意 あい(上下に旡+夊)と心とを組み合わせた形。
後ろを顧みてたたずむ人の形であるあい(上下に旡+夊)の胸のあたりに、心臓の形で
ある心を加えた形。
立ち去ろうとして後ろに心ひかれる人の姿であり、その心情を愛といい、「いつくしむ」
の意味となる。
国語では「かなし」とよみ、後ろの人に心を残す、心のかかることをいう。
それにより愛情の意味となった。
はっきりしない、ぼんやりした状態を僾(あい(ほのか))という。
日がかげりうす暗いことを曖(あい(かげる、くらい))といい、曖昧(あいまい(物事
がはっきりしない様子))のようにいう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 後ろを顧みて立つ人の形である あい(上下に旡+夊)と心との会意字。
後ろに心を残しながら、立ち去ろうとする人の姿を写したものであろう。
[説文]十下 にまた あい(上下に旡+夊)の字を出して「惠なり」と訓しているが、これ
は愛と同字異文である。
愛字の条五下に「行く皃(かたち)なり」と訓しているのは、すでに あい(上下に旡+
夊)を愛恵の字としたもので、愛を夊(すい)部に加えて行く意としたのであろう。
夊は脚を引いて行くさまをいう。
愛の初形は疑の初文の左偏とよく似ており、疑の初文は後ろを顧みて、杖を樹(た)てて
凝然(ぎょうぜん)とと立ち、去就に迷うような形である。
いずれも人の心意を字形に写して、巧妙をきわめている。
愛好・愛恵・親愛・愛嗇(あいしょく)などの意がある。
愛とは心意の定まらぬ、おぼろげな状態をいう語であるから、僾(あい)・曖(あい)
などみなその声義を承(う)ける。
白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「愛」は「立ち去ろうとして後ろに心ひかれる人の姿と心情」をあらわしていたのですね。
いろいろな愛の形がありますが、始まりはこういう形の愛だったのですね。
さて今日の一枚は・・・
狭いところに植えてあるので、柿もみかんもひしめき合うように実っています。
今年はどちらも豊作だとよいな~。
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