新*今日の漢字* 「和」
今日も朝から暑い日となりました。
外孫を預からないので、掃除や片付けにいそしみました。
そして、今日の「和」で三年生は終了です。
では・・・
新*今日の漢字*
「和」 音読み ワ 訓読み やわ(らぐ らげる) なご(む やか)
画数 8画 部首 口
では常用字解で調べてみましょう。
会意 禾(か)と口とを組み合わせた形。
禾は軍門に立てる標識の木の形。
禾を並べた秝(れき)は軍門の形である。
口はさいで、神への祈りの文である祝詞を入れる器の形。
口(さい)を置いた軍門の前で誓約して媾和(こうわ)する(戦争をやめ、平和な状態に
もどす)ことを和といい、「やわらぎ、やわらげる、なごむ、なごやか」のいみとなる。
[中庸、一]に「和なる者は天下の達道なり」とあって、和は最高の徳行を示す語とされて
いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 禾と口とに従う。
禾は軍門に立てる標識の木の形。
左右両禾は軍門の形。
口はさい、盟誓の書である載書といわれる文書を収める器の形。
軍門の前で盟誓し、和議を行う意である。
ゆえに和平の意となる。
[説文]二上 に「相應(こた)ふるなり」(段注本)と応和、相和する意と解し、また字を
禾声とするが、相和する字は龢(わ)であり、和は軍門媾和(こうわ)を原義とする字で
ある。
[周礼(しゅうらい)、夏官、大司馬]「旌(せい)を以て左右和(くわ(禾))の門と
爲す」の[鄭玄注]に「軍門を和(くわ(か))と曰ふ。今、之(これ)壘門(るいもん)と
謂ふ。兩旌を立てて以て之を爲す」、それは後世の制であって、軍門に立て
るものは禾、袖木のついた和表(かひょう(鳥居の半形のもの))である。
卜文に̪̪し(𠂤+朿)の字がみえ、𠂤(し)は軍行のときに携える祭肉の形で、そこに
軍神を祀(まつ)り、その安置するところに禾を立てる。
これをし(𠂤+朿)といい、軍の駐屯地。
朿(し)は禾と同じくその駐屯地の標識である。
和は[戦国策、燕策(えんさく)]に「乃(すなは)ち西の和門を開き、~使を魏(ぎ)に
通ず」、また[戦国策、斉策(せいさく)][孫氏、軍争]にも「交和(かうくわ)して舎す」
とあって、交和とは両禾を組んだものであろうか。
和はまた桓(かん)という。
・・・後略・・・
白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「和」は「口(さい)を置いた軍門の前で誓約して媾和(こうわ)する」ことを言ったようですね。
また[中庸]という書物では「和」は最高の徳行を示す語となっているようですね。
さて今日の一枚は・・・
ただ今の気温30.8度・・・暑いですが、扇風機でもうしばらく我慢します。
これから、ママさんに代わって幼稚園のお迎えです。
下の孫が帰ってきたら・・・クーラーをつけようかな~
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