新*今日の漢字* 「果」
今日は三連休の初日ですね。
実家の新盆でで主人が車で行きたいというので、9時に出発しましたが・・・
近くの東名川崎に入った途端、渋滞に巻き込まれました。
横浜町田で降りる予定が、あまりの渋滞に横浜青葉で下りて、246号線に行きましたが、
ここも渋滞、一般道をさまよいながら、旭区の郵便配達の方の恩情にすがり、
無事11時頃には実家へ到着しました。
お坊さんがまだみえていなかったので、まず良しとしましょう。
帰りは大変スムーズに帰宅できました。
では・・・
新*今日の漢字*
「果」 音読み カ 訓読み は(たす てる て)
画数 8画 部首 木
では常用字解で調べてみましょう。
象形 木の上に実がついている形。
木(こ)の実(み)をいう。
花が咲き終わって果実となるので、成長を「果(は)たし」。
その結果(実(み)を実らせること。はて)として果実が収穫されるのである。
ことを果たすことから、最終の状態を決断する意味にも使う。
「このみ、くだもの、はたす、はてる、はて」の意委に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 きのうえに果実のある形。
[説文]六上 に「木の實なり。木に從ひ、果の形の木の上に在るに象る」という。
結果は結実。
それより予期された結果を得ることを果爾(かじ)・果信という。
[論語、雍也(ようや)]「由(いう(子路)や果なり)」は敢為(かんい)・果決の意で
か(りっしんべん+果)の仮借(かしゃ)、[周礼(しゅうらい)、春官、小宗伯(しょう
しゅうはく)]「以て果將(くわんしやう)するを待つ」の果は祼(かん)の仮借で、果に
その音がある。
果には新しい命を創造する力があるとされ、、これを衣中に加える裹(か)は、ただ果物
を裹(つつ)むことを示すだけの字ではなく、もと生命力をさかんにするための魂振(た
まふ)り儀礼が行われたことを示す字であろう。
[詩、召南、摽有梅(ひょうゆうばい)]「摽(なげう)つに梅有り 其の實は三つ」や
[衛風(えいふう)、木瓜(ぼくか)]「我に投ずるに木瓜(ぼくくわ)を以てす 之(こ
れ)に報ずるに瓊琚(けいきょ(佩玉(おびだま)))を以てす」などは、投果の俗を歌
うもので、投果は魂振りとともに求愛の意をもつ民俗である。
果実の充実した形や、なめらかなさまから、満腹の状や裸身をいう。
[荘子、逍遥遊(しょうようゆう)]に「腹猶(なお)果然たり」とみえる。
また果敢の意より、その結果を「果て」という。
「果て」は国語の用法である。
白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「果」は「木の上に実がついている形」だったのですね。
「花が咲き、成長を果たし、果実が実る」そこから「果たす」などの意味も生まれたようですね。
この新しい命を作る力にあやかるためでしょうか、投果という魂振りの儀礼などにも使われていた
ようですね。
さて今日の一枚は・・・
新しい写真がないので、又末っ子猫のいちごの写真です。
ソファーの背もたれの上で変形箱座りをしています。
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