新*今日の漢字* 「希」
今日はこの夏の暑さに耐えかねて、髪の毛をカットしに行って来ました。
つい先日までは「髪は束ねてこの夏をやり過ごそう」とポニーテール?にしていましたが、
ジムに行っても邪魔ですし、11日には甥っ子のイベントがありますし、免許の更新もありますので
思い切って行って来ました。
髪はさっぱりと軽くなりました。
では・・・
新*今日の漢字*
「希」 音読み キ 訓読み ---
画数 7画 部首 巾
では常用字解で調べてみましょう。
象形 すかし織りの布の形。
上の爻(こう)がその織りかた、下の巾(きん)が麻の布である。
もと希(まれ(数少なくてめずらしい様子))の意味に用いたが、それは布の織り目が
あらいからであろう。
のち希の意味には稀(き)を使うようになり、希は「ねがう」の意味に用いられる。
それは希の音が覬(き)・幾(き)・冀(き)などと近く、これらの字はみな「ねがう」
とよむ字であるから、それと通用するようになったものであろう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 すかし織りを加えた布の形。
上部の爻(こう)はすかし織り、その下部は布である。
礼装のときにひざかけに用いる。
[説文]に希の字を収めない。
[周礼(しゅうらい)、春官、司服]に「社稷(しゃしょく)五祀(ごし)を祭るときは、
則ち希冕(ちべん)す」とあり、それはあらい織目のものにぬいとりを加えた布、すなわ
ち絺(ち)である。
そのすかし織りの意から、少ない、疏(あら)いの意となり、遠くかすかな意となる。
[論語、冶長(こうやちょう)]「怨み是(ここ)を用(もつ)て希(まれ)なり」、
[論語、先進]「瑟(しつ)を鼓すること希なり」、また[老子、第十四章]「之(これ)を
聽けども聞こえず、名づけて希と曰ふ」のように用いる。
希望の意は晞(き)・覬(き)の仮借(かしゃ)。
希に従う字には、稀疏(きそ)のように、少ない・あらいの意をもつものが多い。
白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「希」という字はもとは「すかし織りの布の形」だったのですね。
のち晞(き)・覬(き)の仮借として、また幾(き)・冀(き)などと近く通用して、「ねがう」の
意味に使われるようになたようですね。
さて今日の一枚は・・・
下の孫からもらった初めてのお手紙です。
本当は右側を上とした、たて長の手紙です。
「なんて書いてあるの?」と聞くと・・・
困ったように、はにかみながら笑いました。
どうやら一生懸命にお姉ちゃんのまねっこをして、書いたようです。
私の宝物です。
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