新*今日の漢字* 「辞」
今日は朝一番で免許の更新の手続きへ行ってきました。
わが家が不便な所にあるのか、警察署や区役所が不便な所にあるのか・・・
双方が相まって、行きづらいところになります。
取りあえず、区役所と契約のある時間貸しの駐車場へ入れて、警察署で手続きをしました。
その後、国民健康保険の加入者がいただける市のスポーツ施設の無料チケットをいただきに
区役所へ行きました。
これでまた当分ジムの利用ができます。
では・・・
新*今日の漢字*
「辞」 音読み ジ 訓読み や(める)
画数 13画 部首 辛
では常用字解で調べてみましょう。
会意 元の字は辭に作り、らん(亂の左側)と辛とを組み合わせた形。
らん(亂の左側)は糸架(いとかせ)の上下に手を加えて、糸の乱れをほぐそう
としている形で、糸が乱れているの意味となる。
辛は把手(とって)のついている大きな針。
乱れている糸を針で解きほぐしていくことを辞という。
それで辞は「とく」の意味となり、古く裁判用語として使われ、かけられている
嫌疑(犯罪を犯したのではないかとの疑い)を解き明かすことを辞といい、その
解き明かすことばも辞という。
のちすべての「ことば」の意味となり、また「ことわる、やめる」の意味に用い
て、辞謝・辞退(ことわること)という。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
会意 旧字は辭に作り、らん(亂の左側)と辛(しん)とに従う。
らん(亂の左側)は架糸の上下に手を加えている形で、糸の乱れていることを
いう。
これを骨べらの乙(いつ)などで治め解く字は亂(乱)で、もと治める意の字で
ある。
辛もまた長い針器であるから、乱と同じ意であるが、その解釈する意が、神に対
して弁解する意の し(亂の左側+司)と同じとされて、辭(辞)もまた辞説の
意に用いられる。
[説文]十四下 に「説(旧字で)くなり。らん(亂の左側)・辛に從ふ。辛を
おさ(亂の左側)むるは、猶(なほ)辜(つみ)を理(をさ)むるがごとき
なり」(段注本)とする。
辛を辜(こ)と同じく罪と解し、らん(亂の左側)を治の義とし、辜をおさ(亂
の左側)むる意の会意字とするものであるが、字形を持っていえば らん(亂の
左側)が乱、これを辛(はり)で治めるのが辞である。
[説文]重文として(亂の左側+司)を録するが、(亂の左側+司)は司の繁文。
司は祝禱(しゅくとう)を収める器である口(さい)を開く形で、神を祠(ま
つ)り、祈り訴える意をもつ。
(亂の左側+司)がのち辭の字に移行するのは、辛と司の声義に通ずるところが
あるためであろう。
文献には辭を用いるが、し(亂の左側+司)の字形がしめすように、もと神に対
して弁疏(べんそ)し、辭説することをいう。
のち裁判用語となり、[左伝、桓(かん)十年]「辭有るなり」のように、異議抗弁
のあることをいう。
[左伝、成四年]「鄭伯(ていはく)、許男(きょだん)と訟す。皇戌(くわうじゅ
つ)(人名)鄭伯の辭を攝(たす)く」とは、弁護士としてその主張を補佐する
意。
糸の紛乱を解くように、その疑念を弁疏することをいう。
裁判用語より、さらに辞命・言辞の意となる。
その文辞あるものを辞章といい、文体のなとして[楚辞(そじ)]のようにいう。
[楚辞]をまた[楚詞]ともいうのは、辞・詞はともにもと神に訴え、弁疏する意の語
であったからである、辞をかわして相別れるので辞去の意となり、相去ること
から年を送ることを辞歳という。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「辞」は「古く裁判用語で、嫌疑を解き明かすことやその解き明かすことば」を言っ
たようですね。
のち「すべてのことば」の意味となり、「ことわる、やめる」の意味として、「辞謝・
辞退」のように使われるのですね。
昨夜部屋に入ろうかと思ったら、3階の廊下で見つけました。
カエルになりかけ姿ではありません、しっぽの切れたヤモリです。
家を守ると書いて「やもり」ともいうそうです。
しっぽを切ったのは末っ子猫のイチゴでしょうか?お姉さん猫のモモでしょうか?
それとも伏兵のフクでしょうか?
この子の無事を祈ります。
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