新*今日の漢字* 「失」
昨日のつかの間の晴れた空も終わり、また雨模様の空になりました。
昨夜の寝るころ、日頃おとなしいフクが何やら興味津々でドアの方に歩み寄りました。
何かな?とその先を見ると・・・
なんと昨日写真をアップしたヤモリ君が!
隙間に入りきれないヤモリ君、私が立ち上がった時にはフクの口に!
「これ!フク!」の私の声に反応したのか、ヤモリの食感に反応したのか、
次に瞬間、口からポロリと落ちました。
少しだけドアを開けてヤモリ君を逃がし、フクは部屋の中に。
物欲しそうにフクはしばらくその辺りをクンクンしながら探していました。
では・・・
新*今日の漢字*
「失」 音読み シツ 訓読み うしな(う)
画数 5画 部首 大
では常用字解で調べてみましょう。
象形 手を挙げて舞い踊る人の形。
巫女(ふじょ(神に仕える女))が手をあげて舞い踊り、我を忘れてうっとりと
した状態になることをいう。
気を「うしなう」というのがもとの意味であるが、すべてのことについて、「う
しなう」の意味に用いる。
うっとりとした姿で楽しむことを佚(いつ(たのしむ))、巫女が頭を傾け、身
をくねられて舞う姿を夭(よう(くねらす))といい、妖(よう(あでやか))
の元の字である。
巫女があるいは低くあるいは高く、はげしく舞うことを迭(たがいに)という。
また過失(あやまち)・失火(誤って火災を起こすこと)のように、「あやま
る」にも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 手足を舞わせて自失の状にある人の形。
祝禱(しゅくとう)して、エクスタシーの状態にあることをいう。
[説文]十二上 に「縱(はな)つなり」とし、乙(いつ)声とするが、夭(よう)
と同じく象形の字である。
夭は巫祝(ふしゅく)の身をくねらせて舞う形で、妖(よう)の初文。
失は自失の意より、亡失・過失の意となる。
佚(いつ)・迭(てつ)などの字はこれ従う。
失去・遺失の意に用い、失意・失業・失節・失望・失態・失礼のように、人事の
万般にわたる得失のことに用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「失」のもともとの意味は「気をうしなう」ということだったようですね。
そしてすべてのことにおいて「うしなう」の意味になったようですね。
さて今日の一枚は・・・
新しい観葉植物?
いえいえ、お盆に購入したパイナップルの上の部分です。
水耕栽培のあと土に植えました。
今のところ、芯の部分も元気ですよ。
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