新*今日の漢字* 「卒」
気象情報では昼頃から雨の予報でしたが、朝から雨です。
では・・・
新*今日の漢字*
「卒」 音読み ソツ 訓読み ---
画数 8画 部首 十(じゅう)
では常用字解で調べてみましょう。
象形 衣の襟を重ねて結びとめた形。
死者の衣の襟元を重ね合わせて、死者の霊がしたいから脱出することを防ぎ、
また邪悪な霊が入り込むことを防いだものとみられる。
それで「しぬ、おわる、つきる、ついに」の意味となる。
息をひきとると、とり急ぎ襟元を重ね合わせるので、卒然(にわかなこと。
突然)のように「にわかに」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 衣の襟を重ねて結びとめた形。
死者の衣をいう。
死没のとき、死者の衣の襟もとを結んで、死者の霊が迷い出るのを防ぐので
ある。
[説文]八上 に「人に隷して事を給する者の衣を卒と爲す。卒衣とは題識(だいし
き)有る者なり」という。
すなわち衣に加えられている一を題識とし、法被(はっぴ)のようにしるしを
つけたもので、受刑者などの服役するさまをいうと解するが、字は死卒の意で、
卒とはその卒衣を示し、衣のあわせるところに斜線を加えて結ぶ意を示す。
それで卒終・急卒の意となる。
また下僕・役卒らの服するところは、衣の前を結んでその形が似ているので
卒という。
死卒の字は歹(がつ)部四下 に「しゅつ(歹+卒)は大夫資するをしゅつ
(歹+卒)と曰ふ」とするが、卒がその初文、しゅつ(歹+卒)は後起の字で
ある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「卒」という字は「死者の衣の襟元を重ね合わせた」形で「死者の霊が迷い出たり、邪悪な霊が入り込むのを防ぐ意味」があったようですね。
そして「しぬ、おわる、つきる、ついに」の意味となるのですね。
さて今日の一枚は・・・
タイムリーではないですが、10月25日ゴルフ大会の時にいただいた花です。
末っ子猫のいちごが友情出演してくれました。?
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