新*今日の漢字* 「置」
今日は朝雨が降っていましたが、今は雨も上がってきました。
では・・・
新*今日の漢字*
「置」 音読み チ 訓読み お(く)
画数 13画 部首 上部の目を横にしたような形(あみがしら・よこめ)
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は直(ちょく)。
直に値(ち(あたい))の音がある。
上部は网(もう(あみの形))で、直に植(た)てるの意味がある。
網を植てる、かずみ網などを立てかけておくことを置という。
[呂氏春秋(りょししゅんじゅう)、異用]に「湯(たう(殷王朝の初代の王))
いの(示+兄)りて網する者の、四面に置くを見る」とは四面に鳥の網を張り
めぐらすことをいう。
網を立てかけておくことから、「おく、すえおく、もうける」などの意味に用い
る。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は直(ちょく)。
直に値(ち)の声があり、植(た)てるものの意がある。
[説文]七下 に「赦(ゆる)すなり。网(まう)・直に從ふ」と会意に解する。
正直(せいちょく)なるものに誤って網(网)を加え罰する形とし、それを赦す
という解釈であるが、そのような字の構造はありえない。
鳥網(とあみ)、いわゆるかすみ網、などを懸けておく意であろう。
[呂氏春秋(りょししゅんじゅう)、異用]に「湯(たう(殷(いん)の祖王))、
いの(示+兄)りて網する者の、四面に置くを見る」とは、四面に鳥の網を張り
わたす意で、字の初義である。
それよりすべて設置する意に用いる。
また放置・舎置のように用いる。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「置」という字はもともと「四面に鳥の網を張りわたす意」だったのですね。
なるほど。
暖かい間、外に置きっぱなしカクタスのつぼみがこんなに大きくなっていました。
0コメント