新*今日の漢字* 「貯」

夏の間、外へ出してあったサボテンやオンシジウムの類を昨日家の中へ入れました。

玄関やキッチンの棚に置ききらないものは、私の部屋の棚の中へ片づけました。

では・・・

新*今日の漢字*

「貯」 音読み  チョ    訓読み  ---

    画数  12画    部首  貝

では常用字解で調べてみましょう。

  形声 音符は宁(ちょ)。

     宁は物を貯蔵するための箱の形で、たくわえるの意味がある。

     甲骨文字にはその箱の中に貝を入れた形、金文には箱の中に戈(か(ほこ))を

     入れる形がある。

     貝は子安貝(こやすがい)で、貴重なものであったので貨幣として使用された。

     宁に貝をそえた貯は「たくわえる」の意味となる。

     金文には「新造の貯を監し(亂の右側が司(監督))せしむ」という文があり、

     この貯は貯蔵のための建物の意味である。

(白川静 常用字解 平凡社)より

次に字統を調べてみました。

  形声 声符は宁(ちょ).

     宁は物を収蔵するはこの形で、貯の初文。

     卜文には宁の中に貝をしるすものがあり、宁は貝を収める器である。

     金文には宁の中に戈(ほこ)をしるすものがある。

     [説文]六下 に「積むなり」とあり、貯積の意。

     財貨を貯といい、農穀を積という。

     また他より賦貢として徴集するものを貯といい、金文の[兮甲盤(けいこうばん)]

     に「厥(そ)の進人、厥の貯」の語がある。

     進人とは生口(家内奴隷)、貯は賦貢の物産の意であろう。

     [倗生(ほうせい)き(皀+殳)]は良馬の売買をしるすものであるが、その代価を

     提供することを「厥(そ)の貯卅田なり」という。

     租収を代価に充(あ)てる意であろう。

     賦貢を収納するところをも貯といい、[頌鼎(しょうてい)]に「女(なんじ)に命

     じて成周(せいしう)の貯二十家を官(くわん)し(亂の右側が司)し、新造

     の貯を監し(亂の右側が司)せしむ」とあり、この貯とは屯倉(みやけ)の類で

     あろう。

     成周にまた新たに屯倉が加えられたのである。

     [毛公鼎(もうこうてい)]に「庶̻🔲の貯」を保護すべきことをしるしており、その

     貯蔵のところをも貯といった。

     また廛(てん(店))の意に用いる。

 (白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より

「貯」に含まれる「宁」は「物を貯蔵するための箱」の形で、貨幣にも使われた貝を加えた

「貯」は「たくわえる」という意味があるのですね。



さて今日の一枚は・・・


こちらもカクタスのつぼみですが、こちらは「金平糖(こんぺいとう)」といわれる種類の

つぼみです。

咲けば、同じような形になってしまいますので、つぼみの間だけのお楽しみです。

ケセラおばさんの日々是好日

今日の漢字での常用漢字が終わりましたので・・・ 元々大好きな、空や植物や動物を見つめて行こうと思います。

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