新*今日の漢字* 「兆」
今日は娘が仕事だったので、外孫を預かりました。
夕方の5時半ごろに家まで送っていきました。
その後帰宅すると、下の孫が帰りを待っており・・・
最近お気に入りのYouTubeをこのパソコンで鑑賞しまして、今しがた帰っていきました。
20時近くに、やっと私のパソコンタイムです。
では・・・
新*今日の漢字*
「兆」 音読み チョウ 訓読み きざ(す し)
画数 6画 部首 儿(ひとあし)
では常用字解で調べてみましょう。
象形 卜兆(ぼくちょう)の形。
亀(かめ)の甲や獣の骨を用いて占いをするとき、裏面に縦長に鑿(さく)と
よばれる棗型(なつめがた)の穴を掘り、その横に鑽(さん)ととよばれるすり
鉢型の穴を掘り、その穴のところを灼(や)く。
すると表面に鑿の部分には縦に鑽の部分には横に線が現れる。
その縦と横の線をあわせると卜の形となる。
このひび割れの線を卜兆(うらかた)という。
卜を左右向い合せた形が兆で、「うらかた」といい、このうらかたによって「う
らなう」ので「きざし、きざす、はじめ、しるし」の意味となる。
また数の単位に用い、億の一万倍をいう。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 亀卜(きぼく)の灼(や)けたわれ目の線の形。
亀版の中央の千里縫を界として、その左右対称に灼く卜法によって、あらわれる
卜兆(うらかた)の形である。
[説文]三した に正字を ちょう(兆+卜)に作り、「龜を灼きて坼(さ)けたる
なり。卜・兆に從ふ。象形」とあり、灼(しゃく)によって生じたわれめを
いう。
卜兆によって予兆し、その兆証を判断する。
また数の兆に用いる。
古くは万・億・兆は十進法によって数え、十億を兆といった。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「兆」は「亀の甲羅を使用した占いであらわれるヒビ(卜兆)」の形だったようですね。
この亀の甲羅を使った占いがあったおかげで、甲骨文字によって今の私たちが文字の字源を
知ることができるのですね。
さて今日の一枚は・・・
可憐な花、美味しい実と楽しませてくれたブルーベリーですが、今年最後は紅葉で楽しませ
てくれます。
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