新*今日の漢字* 「特」
二日連続で外孫を預かっています。
今は娘が帰って来てお昼寝タイムです。
では・・・
新*今日の漢字*
「特」 音読み トク 訓読み ---
画数 10画 部首 牛
では常用字解で調べてみましょう。
形声 音符は寺(ジ)。
寺に待(たい(まつ))・等(とう(ひとしい))の音がある。
[説文(せつもん)]ニ上 に「朴特(びくとく)、牛父なり」とあり、大きい牡牛
をいう。
また[詩経(しきょう)、魏風(ぎふう)、伐檀(ばつだん)]の[毛伝]に「獸、三
歳なるを特と曰ふ」とあって、牛に限らず成獣の牡(おす)をいう。
人について、[詩経、秦風(しんぷう)、黄鳥(こうちょう)]に「百夫(多くの男
子)の特なり」(百夫にもすぐれたお方)とあるように、「すぐれる、異なる」
の意味がある。
また独と通用して「ひとり、ただ」の意味に用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
形声 声符は寺(じ)。
寺に待(たい)・等(とう)の声がある。
[説文]ニ上 に「朴特(ぼくとく)、牛父なり」とあり、大きい牡牛(ぼぎゅう)
をいう。
[楚辞(そじ)、天問]に「焉(いづ)くにか夫(か)の牡牛を得たる」とあり、
去勢しないうしをいう。
[詩、魏風(ぎふう)、伐檀(ばつだん)]「胡(なん)ぞ爾(なんぢ)の庭に懸特
有るを瞻(み)る」の[毛伝]に、「獸、三歳なるを特と曰ふ」ふとあって、牛に限
らず成獣をいう。
人に及ぼして傑出したものをいい、[秦風(しんぷう)、黄鳥(こうちょう)]に
「百夫の特なり」の句がある。
特・獨(独)・徒はみな副詞として「ただ」とよむ字である。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
「特」という字はもとは牛や獣を表した文字だたようですね。
その意味を人にも及ぼして「傑出したもの、すぐれたもの」をいうのですね。
これからは、なぜ牛へんなのか、漢字を見たら疑問に思わなくてはいけないようですね。
さて今日の一枚は・・・
美しく咲き誇っていたカクタスですが・・・
そろそろ終わりが近づいてきたようです。
枯れた花を摘ままなくてはいけませんね。
摘んだら、私の部屋のものとチェンジでしょうね。
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