新*今日の漢字* 「未」
今日は義兄の家で集まりがあります。
では・・・
新*今日の漢字*
「未」 音読み ミ 訓読み ---
画数 5画 部首 木
では常用字解で調べてみましょう。
象形 枝が茂っている木の形。
その伸びている枝を刀(鋏(はさみ))で切って剪定(せんてい)することを制
といい、衣を裁って衣服を作ることを製という。
「いまだ~ず、いまだ」の意味に用いるのはその音を借りるその音を借りる仮借
(かしゃ)の用法である。
十二支の「ひつじ」の意味にも用いる。
(白川静 常用字解 平凡社)より
次に字統を調べてみました。
象形 枝葉の茂る木の形。
[説文]十四下 に「味なり。六月の じ(シ+茲)味なり。五行、木は未に老
ゆ。木の枝葉を重ぬるに象(かたど)るなり」とするが、五行説による煩瑣(は
んさ)な解釈である。
未は枝葉の先が伸びてゆく形で、その伸びすぎた枝を刀で剪栽(せんさい)する
ことを制という。
「未だ」のように時の関係に用いるのは仮借(かしゃ)。
時の関係で連語を作ることが多く、未来、未然、未見・未明・未聞・未定のよう
に用いるが、卜文・金文にはまだその義に用いる例がなく、未明を金文では昧爽
(まいそう)・妹辰(まいしん)のようにいう。
未声の字には、未然の意を含むものがある。
(白川静 新訂 字統(普及版) 平凡社)より
本のところで少し説明がありましたが、「未」は「枝が茂っている木の形」だったのです
ね。
そして「未だ」のように時の関係に用いるのは仮借の使い方なのですね。
さて今日の一枚は・・・
一昨年義姉から頂いた梅の盆栽。
枯れてしまうといけないので、大きな深鉢に移植して夏を越し、少しだけですが、
つぼみができましたので、玄関へ入れました。
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